「成長著しいフィリピンへ投資してみたくありませんか?」
本ブログでは、フィリピンで始めて上場されたREIT(不動産投資信託)についてご紹介しました。
フィリピンは平均年齢約24歳と、今後も長期的に人口増加が続く勢いのある国です。REITだけでなくフィリピンの個別株も投資対象として魅力的です。
そんなフィリピンを代表する株価指数が「フィリピン総合指数」で、フィリピンを代表する企業30銘柄で構成されています。
本記事では、フィリピン総合指数を構成する銘柄についてご紹介していきます。
フィリピン総合指数の構成銘柄!
フィリピン総合指数はこの10年で2倍以上へと株価が上昇している勢いのある指数です。
フィリピン総合指数はフィリピンを代表する30銘柄で構成されています。この30銘柄を時価総額順に並び替えた表を示します。
注:2021年2月19日時点の情報を基に作成。
業種を見ると、持株会社が10銘柄と多く、その次に不動産、金融、食品・飲料が4銘柄と続きます。
以下では、上位3銘柄について簡単にご紹介します。日本の大企業と遜色ないレベルの時価総額の企業が出てきています。
SM Investments Corporation
トップの「SM Investments Corporation」は、主に小売業、金融業、不動産業でビジネスを展開しています。時価総額は、2021年2月時点で約2兆8,000億円(約1兆2800ペソ)です。
日本トップのトヨタが約26兆円の時価総額ですから、まだまだ規模は大きくありません。日本株との比較では、時価総額60位くらいで、JR東日本と同じくらいの規模です。
SM Prime Holdings, Inc.
先にご紹介した「SM Investments Corporation」の小会社で、1994年に設立されました。不動産関連の事業を展開しており、特に大型ショッピングモールの開発や運営がメインです。
時価総額は2兆2500億円ほどで1位の「SM Investments Corporation」に並ぶレベルです。日本の企業で言えば、第一生命ホールディングス(株)と同等レベルの時価総額です。
Ayala Land, Inc
Ayala Land Incは、1988年にAyala Corporationから独立したフィリピン最大規模の不動産ディベロッパーです。前回ご紹介したフィリピン初のREIT(AREIT)もこのAyala Land, Incの子会社です。
時価総額は1兆2500億円ほどで1位〜2位のSMグループと比較すると一気に少なくなります。日本の企業で言えば、味の素と同じレベルです。
フィリピン株を購入するには?
では実際にフィリピン株を購入するにはどすればよいのでしょうか?
大きく分けて、日本の証券会社を通じて購入する方法と現地の証券会社を通じて購入する方法があります。
日本の証券会社を活用
日本からフィリピンの個別株を購入するなら「アイザワ証券」への口座開設がおすすめです。
今回ご紹介した3銘柄以外のフィリピン総合指数に含まれる銘柄の購入が可能です。2020年12月時点で70銘柄以上も取り扱っています。
一方で、フィリピン株の購入手数料は下記の通りかなり高い水準にあります。日本からのフィリピン株投資はまだまだ一般的ではありません。
フィリピンの証券会社を活用
フィリピン株へじっくり投資したいのなら、フィリピンの証券会社へ口座開設をするのも1つの手です。
当然取り扱っている銘柄も多いですし、取引手数料も安くすみます。もちろん、多少の英語力が必要になりますが、証券会社によっては日本語のサイトも提供しています。
下記の証券会社であれば、日本在住でも口座開設が可能で、日本語のサイトもあります。
アイザワ証券ではフィリピン株以外にもベトナム、タイ、シンガポールなど様々な国への投資が可能です。しかし、上記の証券会社では基本的にフィリピン株しか投資できません。
たくさんの証券会社に口座開設すると管理が大変です。ましてや海外の証券会社ですから、口座開設は慎重に決定するのがよいでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本記事では「フィリピン総合指数」を構成する銘柄について簡単にご紹介しました。企業規模も日本の有名企業と比較しても遜色ないレベルにあります。
上位3銘柄以外も面白い会社がいっぱいありますので、今後も「フィリピン総合指数」を構成する銘柄をご紹介していきたいと思います。
以上、ご参考になれば幸いです。