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HSBC香港 おすすめ人気ファンド 2020年7月版

高校中退投資家TOSHIは、世界的に大きな銀行であるHSBC香港に銀行口座を開設しています。

本記事では、HSBC香港で販売されている人気ファンドについて考察し、下記2点について理解を深めていきたいと思います。

  • 世界の投資家がどんな商品を購入しているのか?
  • 投資の世界的な潮流はどうなっているのか?

なお、下記記事で2020年6月のHSBCファンドランキングをご紹介しましたが、本記事は2020年7月版の人気ファンドの解説になります。

HSBC香港 おすすめ人気ファンド 2020年6月版HSBC香港に銀行口座を開設したもののうまく活用できていない方がいらっしゃるのではないでしょうか。本記事では2020年6月のHSBC香港のおすすめファンドについてご紹介します。HSBC香港の口座を所有されている方や海外の銀行口座の保有を検討している方は必見です。...

HSBC香港おすすめファンドランキング 2020年7月版

HSBC香港のホームページで、2020年7月の人気ファンドとして紹介されているファンドを下表にまとめました。

11ファンドが紹介されていますが、そのうち5つは6月の人気ファンドで紹介したものが引き続きランクインしています。赤字で示した6つのファンドが新たに追加されました。

2020年7月の人気ファンド

HSBC カテゴリー ファンド名
Greater China Equity JPM GREATER CHINA
Domestic Equity – China JPMorgan China Pioneer A-Share Fund
Asian Fixed Income Fidelity Funds Asian Bond Fund
Asian Fixed Income HSBC Asian Bond Fund
Asian Fixed Income HSBC CIT-HSBC Asia High Income Bond Fund
Asian Fixed Income Blackrock Global Funds-Asian Tiger Bond Fund
Asian Fixed Income BlackRock Asian Tiger Bond Fund
Asian Fixed Income JPMorgan Asian Total Return Bond
US Fixed Income AB – American Income Portfolio
Multi Asset UBS (Lux) Key Selection SICAV China
Multi Asset Amundi HK – Balanced Fund

出典:HSBC香港HPより作成

2020年6月の人気ファンドランキングと比較すると、中国株へ投資する2つのファンド(JPM GREATER CHINAとJPMorgan China Pioneer A-Share Fund)が新たにランクインしています。

中国は、コロナの封じ込めにいち早く成功しており、中国株の株価も上昇していますので、中国を投資対象としたファンドの購入が増えた可能性があります。

なお、参考までに2020年6月の人気ファンドランキングを下表に示します。

2020年6月人気ファンド

HSBC カテゴリー ファンド名
US Equity AB SICAV I – American Growth Portfolio
Global Equity AB Low Volatility Equity Portfolio
Asian Fixed Income Fidelity Funds Asian Bond Fund
Asian Fixed Income HSBC Asian Bond Fund
ESG HSBC GIF – Global Lower Carbon Bond
Global Fixed Income JPMorgan Global Bond
Asian Fixed Income JPMorgan Asian Total Return Bond
US Fixed Income AB – American Income Portfolio
Multi Asset UBS (Lux) Key Selection SICAV China
Multi Asset Schroder Asian Asset Income Fund

出典:HSBC香港HPより作成

人気ファンドの概要

HSBC香港で購入できるファンドは基本的に最低購入金額が設定されており、また購入時に数%を購入手数料として支払う必要があります

日本では購入手数料無料のインデックスファンドが増えていますので、高い手数料をあえて支払う必要はないかもしれません。

ただし、中にはそれらの手数料を差し引いても購入したくなるような優良商品があるかもしれませんので、1つずつチェックしていきたいと思います。

本記事では、人気ファンドとして2020年7月に追加された6つのファンドのうち、5つのファンドを紹介していきます。

なお、「BlackRock Global Funds-Asian Tiger Bond Fund」と「BlackRock Asian Tiger Bond Fund」はほぼ同じ商品なので、「BlackRock Global Funds-Asian Tiger Bond Fund」のみご紹介します。

JPM Greater China

世界的に有名なアメリカの銀行、JPモルガンが運用しているファンドです。2001年に設立されたファンドで、中国、香港、台湾を投資対象にしています。

投資対象は主に株式で、全体の90%以上を占めます。また、国別では、中国に約70%、台湾に約20%、香港に約10%の割合になっています。

投資対象銘柄の上位には、アリババやテンセントなどの中国の大企業が入っており、それぞれ全体の10%程度を占めます。

購入手数料は3%、ファンドマネージャーへ支払う手数料であるManagement feeは1.5%です。また、最低投資金額は1,000ドルです。

リターン

2001年の設立からコロナショック前までに、約650%も基準価額が上昇しました。年率にすると30%以上と凄まじい伸びです。過去3年及び5年の平均でも約18%/年とかなり高いリターンです。

コロナショックの影響

コロナの影響を受けて、2月から3月の間に約20%程度基準価額が低下しました。この下落率は、その他の株式ファンドと同水準です。

一方で、8月末現在で過去の最高値を大きく更新しており、基準価額は2月と比較して、30%以上も上昇しています。

JPMorgan China Pioneer A-Share Fund

こちらもアメリカのJPモルガンが運用するファンドで、2006年に設立された商品です。

投資対象は、中国の上海や深圳の株式市場に上場している中国企業です。投資対象銘柄の上位には、Ping An Insurance(中国の大手保険会社)やKweichow Moutai(飲料、食品などを扱う企業)が入っています。アリババやテンセントなどの有名企業と比べると、馴染みが薄いかもしれません。

購入手数料として2%、ファンドマネージャーへ支払う手数料であるManagement feeは1.75%です。また、最低投資金額は1,000ドルです。

リターン

2006年の設立からコロナショック前までに、約400%基準価額が上昇しました。年率にすると約27%と、先にご紹介したJPM Greater Chinaと同様に素晴らしい伸びです。過去3年間及び5年で約18%/年とかなり高いリターンです。

コロナショックの影響

コロナの影響で、3月に20%程度基準価額が下落しています。一方で、8月末時点でコロナショック前の基準価額を大きく超えており、3月の最高値と比較して30%程度上昇しています。

先にご紹介したJPM Greater Chinaと投資対象が近いため、株価の伸びやコロナからの回復状況は、ほぼ同じ動きを見せています。

HSBC CIT-HSBC Asia High Income Bond Fund

HSBCが運用するファンドで、2017年と比較的最近設定された商品です。名前の通り、アジア地域の債券を投資対象にしています。

国別では約40%が中国、次いでインド、インドネシアが約10%ずつで、投資対象は新興国が中心になります。また、社債への投資が約8割、国債への投資が約2割の配分になっています。

購入手数料は2%、ファンドマネージャーへ支払う手数料であるManagement feeは1.15%です。また、最低投資金額は1,000ドルです。

リターン

2017年の設立から歴史は浅いのですが、約3年で15%基準価額が上昇しました。リターンは3年で4.22%/年です。2020年7月末時点の配当利回りは4.86%となっています。

コロナショックの影響

コロナの影響で、3月に約15%基準価額が下落しました。株式ファンドでは20%以上下落していますから、やはり債券の方が下落は抑えられています。

なお、8月末時点で、基準価額は3月の下落前の水準に戻っています。しかし、先にご紹介した2つの株式ファンドのような大きな伸びは見られません。

Blackrock Global Funds-Asian Tiger Bond Fund

アメリカのブラックロックが運用するファンドで、2012年に設立された商品です。ブラックロックは米国ETFの運用会社としても有名です。

投資対象は債券であり、中国に約50%、インドネシアとインドが10%前後になっています。先にご紹介したHSBC Asia High Income Bond Fundと近い配分になっています。

購入手数料は2%、ファンドマネージャーへ支払う手数料であるManagement feeは1.00%です。また、最低投資金額は1,000ドルです。

リターン

2012年の設定からコロナショック前までに、約45%基準価額が上昇しました。リターンは3年平均で4.00%/年、5年平均で4.84%/年です。2020年7月末時点の配当利回りは4.86%となっています。

コロナショックの影響

コロナショックの影響で、3月に約12%下落しました。一方で、基準価額は、8月末時点で3月の下落前の水準に戻っています。

Amundi HK – Balanced Fund

フランスの資産管理会社であるAmundiが運用するファンドで、2015年に設定された商品です。世界各国の株式や債券を投資対象にしたバランスファンドです。

投資対象は、株式が約7割、債券が約3割です。株式では、アジア新興国が約15%、アメリカとアジア先進国が約13%ずつと広く分散されています。

債券は、アメリカが約12%、アジア新興国が約5%、アジア先進国が約3%になっています。

購入手数料は3%、ファンドマネージャーへ支払う手数料であるManagement feeは0.9%です。また、最低投資金額は1,000ドルです。

リターン

2015年の設立から約20%程度基準価額が上昇しました。リターンは3年平均で約5%/年、5年平均で約6%/年です。また、2020年8月末時点の配当利回りは4.93%となっています。

コロナショックの影響

コロナの影響で、3月に約20%基準価額が下落しました。債券を含んではいるものの、株式ファンドと同程度の下落でした。

なお、こちらのファンドも、基準価額は8月末時点で3月の下落前の水準に戻っています。

所感

いかがでしたでしょうか。

2020年7月の人気ファンドは、投資対象が株式のものが2つ、債券のものが7つ、両方へ投資するものが2つでした。

特筆すべきは、2つの株式ファンドが中国を投資対象にしていることです。コロナショックからいち早く株価を上昇させた中国株に魅力を感じる投資家が多いのかもしれません。

一方で、中国ファンドの基準価額はコロナ前と比較して、かなり高い水準にあります。今から中国株ファンドへ投資をしては、高値を掴んでしまうかもしれません。

やはり、コロナのあった3月頃にきちんとリスクをとって仕込んでおく必要がありました。

このように、世界的な銀行であるHSBCで売れている人気ファンドを解析することで、世界の投資家が何を考えているのか理解することができます。

引き続きHSBC香港の人気ファンドの分析を続けていきたいと思います。

以上ご参考になれば幸いです。

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