海外投資

【フィリピン株投資】フィリピン主要財閥「アヤラ(Ayala)」を徹底解説!

フィリピンの主要財閥、アヤラグループ(Ayala) をご存知でしょうか?

フィリピンの主要企業で構成される指数であるフィリピン総合指数(PSEi)には、アヤラグループに関連企業が多数含まれています。

フィリピン株投資に興味があるなら、アヤラ財閥について理解しておく必要があるでしょう。

本記事では、このアヤラ財閥について解説すると共に関連企業についてご紹介していきます。

フィリピン主要財閥アヤラグループ(Ayala)を解説

アヤラグループはフィリピンで最大規模のスペイン系財閥です。

「スペイン系」とある通り、スペイン植民地時代の1834年に設立された、非常に歴史のある財閥です。

フィリピンにはスペイン系の財閥と中華系の財閥があります。以前ご紹介した主要財閥の「SMグループ」や「ゴコンウェイグループ」は中華系移民によって設立された財閥です。

スペイン系の財閥はもともと地主であることもあり、アヤラグループも不動産開発事業を主軸にしています。また、近年はインフラ事業にも力を入れています。

フィリピン総合指数 (PSEi) にも含まれる!

フィリピンには「フィリピン総合指数 (PSEi)」という主要30銘柄で構成された指数があります。日本で言うところの「日経平均」をイメージいただければよいでしょう。

そのフィリピン総合指数 (PSEi)の銘柄リストを下表に示します。
赤字で示した企業が、「アヤラグループ」に関連する企業です。PSEiに4つの関連企業が含まれています。

注:2021年5月20日時点の情報を基に作成。

フィリピンで時価総額5位の「Ayala Corporation」は持株会社です。グループ会社の株式を保有して、グループ全体の事業戦略などを立てています。

主力事業である不動産事業を営むのが、時価総額3位のAyala Land, Inc.です。

その他にも、7位に大手銀行のBank of the Philippine Islands (BPI)、13位に携帯電話で有名なGlobe Telecom, Inc.が含まれています。

アヤラグループの主力事業は、不動産、金融、通信、電力です。

以下では、関連企業についてご紹介していきます。

アヤラ財閥 (Ayala)の関連企業!

不動産事業

Ayala Land, Inc

Ayala Land, Inc.は、アヤラ財閥の主力会社で不動産開発事業を手掛けています。

首都であるマニラのマカティを中心に、ミンダナオ島やセブ島などフィリピン全土に不動産事業を展開しています。事業内容も、住宅、オフィス、ホテル、モールなど不動産開発事業全般に携わっています。

ホテル事業では、Sedaホテルをフィリピン全土に保有しています。旅行等で利用された方もいるかもしれません。

時価総額は日本円で1兆円を超えるかなり大きな会社です。時価総額だけで考えれば、日本のヤマハ発動機と同規模です。

株価は直近10年で約2倍へと成長しています。

出典:Investing.com

また、アヤラ財閥はフィリピンで初となる不動産投資信託(REIT)も上場させています。

将来有望?フィリピンREITの魅力を考察!フィリピンで第1号となるREITが上場したのをご存知でしょうか? REIT(Real Estate Investment Trust)は不動産投資信託のことで、不動産への投資から得られる賃料収入などを分配金として投資家へ還元する仕組みで成り立っています。本記事では、2020年に誕生したフィリピンREITの魅力についてご紹介していきます。海外投資、不動産投資に興味がある方は是非ご覧ください。...

金融業

Bank of the Philippine Islands(BPI)

BPIはフィリピンでトップ3に入る大手銀行です。日本で言えば、三菱UFJ銀行や三井住友銀行のような企業です。

設立は1851年で、フィリピンで最初に設立された歴史のある銀行です。フィリピン全土に1,000近い店舗を保有し、香港やヨーロッパにも支店があります。

また、日本で働くフィリピン人のために、東京にもオフィスがあります。

株価はここ10年で2倍近くになっていますが、2018年をピークに少し下降気味です。

出典:Investing.com

通信事業

Globe Telecom Inc.

Globeは携帯電話事業で高いシェアを持つ会社です。

フィリピンの携帯はGlobeとSmartという2つの会社が大部分のシェアを占めます。空港などで携帯のSimカードを購入するなら、このどちらかの会社になるでしょう。

アヤラグループの出資比率2021年5月時点で30.9%です。シンガポールのSingtelというアジア最大級の携帯会社もGlobeに出資しています。

株価は2013年頃に大きく上昇しており、その後は大きな変動はありません。

出典:Investing.com

エネルギー・インフラ事業

Manila Water Company, Inc

マニウォーターは、マニラ地域の23市、600万世帯以上に上下水道のサービスを提供する会社です。

株価は2020年頃に大きく低下しており、ぱっとしない状況です。

出典:Investing.com

AC Energy

AC Energyは太陽光、地熱、風力発電などの再生可能エネルギーの発電事業を展開しています。

発電施設の発電容量はフィリピン全土で合計1,800MW以上です。現在急速に事業を拡大しており、フィリピンだけでなくインドネシアやベトナムでも発電施設を保有しています。

AC Infrastructure Holdings Corp

AC Infrastructure Holdings Corpは、都市交通などのインフラ事業に関わる会社です。アヤラ財閥の出資比率100%の会社です。

高速道路の建設プロジェクト、LRT(路面電車)のプロジェクトなどを手掛けています。これらの事業は、PPP(官民連携プロジェクト)で実施されています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

アヤラグループはフィリピンで最も歴史のあるスペイン系の財閥です。
不動産事業を中心に手広く事業を展開しており、インフラ事業にも強みがあるのが特徴でしょう。

特にPSEiに含まれるアヤラランド、BPI、Globeなどは日本の証券会社からでも投資が可能です。

フィリピンは今後も長期間に渡って人口増加が見込まれる国ですから、投資先の1つに検討してみてはいかがでしょうか。

以上、ご参考になれば幸いです。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA