楽天SCHDという投資信託をご存知でしょうか?
楽天SCHDは2024年9月末に発売された新しい銘柄であるにもかかわらず、2025年2月時点ですでに1,300億円を超える純資産まで成長した超人気ファンドです。

そんな楽天SCHDから2025年2月に初となる分配金が発表されました。
そこで本記事では楽天SCHDの分配金を速報でご紹介していきます。
SCHDの特徴
- 米国の10年以上連続増配企業100銘柄へ投資
- 高い配当利回りと増配率
- 2011年の上場以来一度も減配なし
楽天SCHDの2025年2月の分配金
楽天SCHDの2025年2月の分配金は「85円/1万口」でした。
なお、分配金の支払いは2月25日の決算から5営業日かかるため、3月以降の入金になります。
過去の分配金との比較
楽天SCHDは今回初となる分配金です。そこで楽天SCHDが投資する本家米国ETFのSCHDの年間分配金推移をご紹介します。
上図の通り、SCHDは右肩上がりで分配金を増やしています。2011年の上場以来一度も減配した年はありません。
次にSCHDの四半期ごとの分配金推移を示します。
SCHDの2024年12月の分配金は前年同時期を約7%上回りました。
年間分配金でも前年を大幅に上回っており、なんと12%以上もの増配でした。
なお、SCHDは2024年10月11日付で1口を3口へと株式分割が行われました。上記の分配金は2024年12月以外は全て1/3した分配金を記載しています。
直近の株価推移
SCHDの株価推移
SCHDの直近1年の株価推移を下図に示します。
2024年3月以降は順調に株価が上昇していましたが、昨年12月に株価が下落しました。
それでも現在の株価は1年前の2024年3月付近と比較して2ドル/株程度高い水準です。
楽天SCHDの基準価額の推移
次に楽天SCHDの基準価額の推移を下図に示します。
まだ設定から5ヶ月ほどしか経過していないため大きな変動はありません。
また、こちらは為替の影響も入ってくるため、本家SCHDとは少し違った動きをしています。
分配金利回り
SCHDの分配金利回り
2025年2月24日時点の株価を基にした分配金利回りは以下の通りです。
2024年の年間分配金を基準
0.9944ドル/株÷28.26ドル/株→約3.52%
2024年の年間分配金が大幅に増配されたこともあり、SCHDの分配金利回りは3.5%以上まで上昇しています。
増配銘柄を集めたETFであるにもかかわらず、高配当ETFと同水準の高い分配金利回りがあるのは魅力だと言えます。
楽天SCHDの配当利回り
今回の分配金を単純に4倍して年間分配金と考えた場合の利回りは以下の通りです。
340円÷10,595円→約3.21%
楽天SCHDも本家SCHDと同様に3%以上の分配金利回りとなりました。
本家SCHDの分配金利回りよりは若干低いですが、まずまずの出だしと言ってよいでしょう。
まとめ
本記事では2025年2月の楽天SCHDの分配金を速報でご紹介しました。
2月の分配金は85円/1万口でした。単純に4倍にした場合の分配金利回りは3%を超えており、本家SCHDと大きな違いはありません。
SCHDは米国の10年以上連続増配の銘柄へ投資する商品です。毎年の増配が期待できますので、インカムゲインの受け取りを希望する方には魅力的な商品になります。
楽天SCHDはまだ運用を開始したばかりの銘柄です。今後の動向を見守る必要はありますが、投資先の1つに検討するのも面白いでしょう。
以上、ご参考になれば幸いです。