投資をする上で重要なことは何でしょうか?
それは「適切なルールを作って、そのルールをしっかり守っていくこと」です。
特に初心者であればあれこれ考えずにルールに従って投資するだけである程度の成果が得られます。投資と聞くと難しいと思いがちですが、実はやることは至ってシンプルなのです。
本記事ではなぜ投資においてルールを作ることが重要なのか、そしてどのように投資のルールを設定すればよいのか解説していきます。
投資成功のためにはルールを作ることが重要!
投資をやるにあたって自分の中でルールを作ることは非常に重要です。
なぜなら、人はあれこれ手を出したくなるからです。その結果、無駄な売買を繰り返して投資のリターンを大きく下げてしまいます。
自分が投資を始めた頃を思い返してもそうでした。
- SNSでおすすめされている銘柄
- 株主優待が有名な銘柄
- 特定の業界の個別株
深く分析もせず周り流されて上記のようなものへ投資をしてしまいました。その結果、未だに含み損を抱えたままの銘柄すらあります。
人は新しい商品が出れば買ってみたくなるし、SNSでおすすめ商品と聞けば購入してみたくなります。
あれこれ手を出したところで、専門家でない素人が勝てるほどあまい世界ではありません。
したがって、重要なことは、「適切なルールを設定してそれをしっかり守っていくこと」なのです。これが一般的な投資家が勝てる道なのです。
適切な投資のルールってどんなもの?
それでは適切な投資のルールはどうやって設定すればよいのでしょうか?
もう語り尽くされていますが、インデックス投資で毎月決まった金額をコツコツ買付していくことです。
インデックス投資とは日経平均やニューヨークダウなどの指数の値動きに連動することを目指す手法です。
例えば、「毎月3万円分のS&P500指数に連動する投資信託を購入する」と言ったルールを設定するのです。そしてこれをひたすら守っていくだけです。
もし仮に投資すべき商品を迷うのであれば、以下でご紹介した「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」がおすすめです。
ルールを自分なりにアレンジしてみよう!
しかし、これで終わりでは面白くありません。
実際のところ上記で投資信託の定期買付のルールは非常に退屈で、結局耐えられずに様々な商品へ手を出してしまいます。
もしも、自分はルールを破ってしまいそうだという自覚があるのならば、以下の点を意識して独自のルールを作るとよいでしょう。
購入間隔を狭める
まずは購入間隔を狭めることです。
インデックス投資は一度買付の設定をしてしまえば、後はもうやることがありません。そのため、多くの方が退屈に感じてすぐに飽きてしまいます。
月1回しか購入する機会がないのであれば、何かしたくてうずうずしてしまう方が大半でしょう。そこで、もう少し購入間隔を狭めるのです。
例えば、週1回購入するルールに設定するなどです。
週1回5,000円を投資するルールにすれば、月2万円の投資したことと同じになります。そうすれば、月4回のイベントが発生しますので、投資をしている実感をより多くの頻度で味わうことができます。
余白を作る
次に別のものを購入したいという気持ちを受け入れる戦略です。
例えば、先程ご紹介した「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」を毎月3万円ずつ購入するというルールに加えて、月3,000円までは別の投資商品へ自由に投資できるというルールを加えるのです。
ポイントは自由に投資できる金額をメインで購入する銘柄の積立金額よりもかなり低く設定することです。
こうすることで仮に変な商品へ手を出してしまったとしても投資での失敗を小さく抑えることができます。
私の経験上、よく考えずに購入した商品は必ずと言ってよいほどメインで定期積立をしている商品のリターンを劣後します。
しかし、それでよいのです。なぜなら、実際に失敗を経験することで、二度と同じ過ちを侵さなくなるからです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
投資をする上で成功する秘訣は投資のルールをしっかり作ってそれをひたすら守っていくことです。
一方で、そのような投資ルールは大抵の場合、非常に退屈です。
そこで、意思の弱い方は購入頻度を増やしたり自由に投資できる余白を残すようなルールを設定するのがおすすめです。
そうすれば、退屈することなく、また失敗を最小限に抑えた上で自分の欲求も満たすことができます。
以上、ご参考になれば幸いです。