最新の2023年12月の分配金速報は下記記事でご紹介しています。
米国高配当株ETFとして有名なSPYD(SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF)からは年4回(3月、6月、9月、12月)の分配金を受け取ることができます。
本記事ではそんなSPYDの2023年3月の分配金を速報でご紹介します。
2023年3月の分配金は前年同時期と比較して大幅な減配になってしまいました。
SPYDの特徴
- S&P500の中から配当利回りの高い上位約80銘柄へ投資
- 2023年3月時点で5%近い高い配当利回り
- コロナショックで40%以上の暴落
2023年3月のSPYDの配当金
SPYDの2023年3月の配当金は「0.387419ドル/株」でした。
2022年3月は0.65271ドル/株でしたので、前年同時期と比較して40%程度もの大幅な減配という結果でした。
SPYDのPayable Date(配当金の支払い開始日)は3月22日です。SBI証券の場合は通常翌営業日の振り込みとなりますので、3月23日頃に口座へ振り込まれるでしょう。
過去の配当金との比較
SPYDの年間配当金の推移を下表に示します。
2022年のSPYDの年間配当金は前年を大きく上回り、過去最高を更新しました。ここの勢いのままに2023年は年間配当金2ドル/株を超えてほしいところです。
次に2023年3月の分配金を反映させた四半期ごとの分配金推移を示します。
2021年3月と2022年3月の分配金は0.6ドル/株以上でしたが、残念ながら2023年3月は2020年3月と同レベルまで減配しました。
6月以降に大幅な増配がない限り、昨年の年間配当金を超えることは難しいでしょう。
2023年の株価推移
次にSPYDの年始からの株価推移を確認していきます。
年始1月3日の株価は39.69ドル/株でしたが、3月17日時点の株価は36.03ドル/株です。特に3月は大きく株価が下落しており、年始からは3ドル以上、10%弱も株価が下がっています。
配当利回り
2022年の年間配当金と、2022年6月〜2023年3月の年間配当金を用いて配当利回りを計算した結果を示します。
① 2022年の分配金を基準にした場合
1.983341ドル/株÷36.03ドル/株→約5.50%
② 2022年6月〜2023年3月の分配金を基準にした場合
1.71805ドル/株÷36.03ドル/株→約4.77%
2022年の年間配当金で考えれば5.5%と魅力的な利回りになっています。
一方で、2023年3月の減配を反映させた場合は配当利回りは4.77%まで下がってしまいます。
まとめ
2023年3月のSPYDの配当金は、残念ながら前年同時期と比較して大幅な減配でした。
この結果、2022年の年間配当金を超えるのはかなり厳しくなりました。一方で、年始からの株価下落によって配当利回りは5%近くまで高まっています。
SPYDは毎年の増配は期待できないものの、その高い配当利回りはやはり魅力です。特に現在のような株価下落時には買い集めていきたい銘柄の1つになるでしょう。
以上、ご参考になれば幸いです。
SPYDの詳細については下記記事でご紹介しています。