投資・資産形成

【米国高配当ETF】配当利回り4%超え、SPYDの魅力を解説!

「SPYD(SPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETF)という米国高配当ETFをご存知でしょうか?」

下記記事では、人気の米国高配当ETFである「VYM(バンガード・米国高配当株式ETF)」という商品をご紹介しました。

【米国高配当ETF】人気米国高配当ETFのVYMを徹底解説!米国高配当ETFの「VYM(バンガード・米国高配当株式ETF)」をご存知でしょうか。 VYMは非常に安定した運用成績を上げており、米国への高配当株投資をするなら第一候補になるETFです。本記事では抜群の人気を誇るVYMの魅力や特徴をご紹介します。米国への高配当株投資を検討されている方は必見です。 ...

VYMは高配当ETFという割には、配当利回りは3%程度とそこまで高くありません。税引後で考えると配当利回りはたった2%程度です。

一方で、同じ米国高配当ETFであるSPYDは、4%以上の配当利回りを誇ります。

本記事ではこのSPYDという商品の魅力をご紹介したいと思います。株価の上昇は未知な部分がありますが、高い配当利回りが魅力のおすすめETFです!

高い配当利回りが魅力のSPYDの概要

世界の3大資産運用会社であるステート・ストリートが提供するETFであるSPYDは、2015年に設定された比較的新しい商品です。

2021年1月現在の純資産総額は約2,750百万米ドル(約2,885億円)です。短い運用期間にもかかわらず、それなりの資金を集めており、人気商品と言えるでしょう。

また、運用会社へ支払う経費率も0.07%/年と非常に低い水準です。仮に100万円投資した場合、700円/年しか経費がかかりません。

そんなSPYDの主な特徴を3つ挙げます。以下ではこれらの特徴について1つずつ説明していきます。

SPYDの主な特徴

  • 不動産セクターの割合が高い
  • 4%以上の高い配当利回り
  • 株価の成長は未知

不動産セクターの割合が高い

SPYDは、S&P500という米国の優良企業で構成される指数の中から、配当利回りの高い上位約80銘柄を投資対象にしています。

参考にSPYDを構成する約80銘柄のうち上位10銘柄を下表に示します。

順位 銘柄 構成比
1 Invesco Ltd. 1.81%
2 NetApp Inc. 1.66%
3 ViacomCBS Inc. Class B 1.63%
4 Comerica Incorporated 1.62%
5 Xerox Holdings Corporation 1.61%
6 Regions Financial Corporation 1.60%
7 Broadcom Inc. 1.55%
8 Fifth Third Bancorp 1.53%
9 Simon Property Group Inc. 1.53%
10 Citizens Financial Group Inc. 1.51%

注:2020年12月31日時点

1位のインベスコは資産運用会社で、2位のネットアップはIT系の会社です。AmazonやFacebookなどの大企業は入っていませんので、馴染みのない会社が多いかもしれません。

また、セクター別の比率を下表に示します。SPYDの特徴として、不動産が約17%と高いことが挙げられます。同じ米国高配当ETFであるVYMやHDVは不動産をほぼ含みません。

順位 セクター 構成比
1 金融 27.00%
2 不動産 16.69%
3 エネルギー 11.47%
4 公共事業 10.27%
5 情報技術 9.71%
6 通信サービス 7.43%
7 素材 6.92%
8 生活必需品 4.38%
9 一般消費財 3.81%
10 ヘルスケア 2.32%

注:2020年12月31日時点

4%以上の高い配当利回り

SPYDの魅力はなんと言ってもその「高い配当利回り」にあります。

2015年の設定以来の配当金の推移を下表にまとめます。2016年〜2020年の配当金は年間あたり1.4ドル/株〜1.7株程度でした。

また、各年の株価の最高値と最低値を下表に示します。

最高値(ドル/株) 最低値(ドル/株)
2015 30.450 28.510
2016 36.413 27.190
2017 38.125 34.440
2018 38.740 32.590
2019 39.610 33.680
2020 39.900 21.020

注:最高値、最低値は終値ベースで算出

仮に各年の最高値で購入したとしても、約4%の配当利回りを確保できる計算です。少し株価が下落した時に購入していくだけで、5%近い配当利回りを十分狙えます。

2020年はコロナの影響もあり、一時的に7%以上の配当利回りになった時期もあったくらいです。

株価の成長は未知

SPYDの2015年の株価は30ドルで、2021年1月末の株価が約34ドル/株です。したがって、今のところ株価の上昇はほとんどありません

もちろん、運用期間は5年程度と短く、はっきりとした傾向はまだ分かりません。

また、今回のコロナショックで約40ドル/株から約22ドル/株へと約45%近くも株価が大暴落しました。

現時点の株価が約34ドル/株ですから、まだコロナ前の株価に回復していません。高い配当利回りの代わりに、不景気には暴落を覚悟しなければいけません。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

SPYDは配当利回りが4%以上も期待できる商品です。配当金に魅力を感じる人にとっては、第一候補になる商品でしょう。

一方で、過去の株価の推移を見る限り値上がり益はあまり期待できません。配当金と株価上昇の両方を考えるとVYMやHDVに見劣りする部分もありますが、配当金に絞って考えれば他の商品を圧倒します。

セミリタイアを目指す人や配当金に強い思いがある人は、SPYDの購入を検討してみてはいかがでしょうか。

以上、ご参考になれば幸いです。

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