「人気の米国株や米国ETFを購入するならどの証券口座がよいでしょうか?」
高校中退投資家Toshiは主に米国ETFをポートフォリオのコアとして運用しています。私と同じように外国株投資がメインであるなら、断然お勧めなのがネット証券大手のSBI証券です。
本記事では外国株を購入するのになぜSBI証券がよいのか、その魅力についてご紹介していきます。
ネット証券No.1のSBI証券
SBI証券はネット証券で口座開設数がNo.1の証券会社です。
口座数は500万口座を超えており、業界最大手である野村証券の口座数(約530万口座、2020年2月時点)をもうすぐ超える勢いです。
ネット証券の魅力はなんといっても手数料の安さです。SBI証券は業界最低水準の手数料を武器に着々と口座数を伸ばしてきました。総合証券と比較して人件費を抑えることができるため、各種手数料を安くすることができるのです。
また、最近は「第4のメガバンク構想」を打ち出しており、島根銀行や清水銀行などの地銀とも連携を強化しています。
「ネット証券なんて信用できない」とお考えの方もいるかもしれませんが、上記実績を考えれば全く問題ないでしょう。
SBI証券 vs 楽天証券
SBI証券のライバルになる会社になるのが「楽天証券」です。
SBI証券の方が現時点では口座数が多いのですが、口座開設数の増加の勢いは楽天証券に軍配が上がります。
その理由の1つに、楽天証券には「楽天カードで投資信託を購入することで楽天ポイントがもらえる」というめちゃくちゃお得な制度があります。
また、楽天証券の方が画面が見やすいとかデザインが良いなどの意見もあります。特に投資初心者にはお勧めの証券会社です。
どちらの証券会社も「手数料は業界最低水準」ですので、甲乙つけがたいところです。
しかし、米国株や米国ETFへの投資をメインにするのなら、SBI証券に軍配が上がります。以下ではその理由についてご説明していきます。
SBI証券で米国株を購入するメリット
SBI証券で米国株や米国ETFを購入する主なメリットは下記の通りです。
SBI証券で米国株を購入するメリット
- 為替手数料が安い
- 米国株式・ETF定期買付サービス
- 一部銘柄の買付手数料が無料
為替手数料が安い
SBI証券というよりは「住信SBIネット銀行」のメリットになりますが、為替手数料が非常に安いという利点があります。
住信SBIネット銀行はSBI証券との連携が重視されており、住信ネット銀行で用意したドルを、ただちにSBI証券へ移動することが可能です。
住信ネット銀行の日本円から米ドルへの為替手数料はたった4銭と激安です。さらに外貨積立(購入頻度を指定してドルを定期的に購入)の設定をすると、2銭まで為替手数料を下げることができます。
他の銀行や証券会社では住信ネット銀行の10倍近くの為替手数料を取る会社もあります。
そのため、住信ネット銀行は外国株購入のための外貨の準備に非常にメリットのある銀行です。
米国株式・ETF定期買付サービス
「米国株式・ETF定期買付サービス」は他のライバル会社にはないサービスで、私がSBI証券を推す最大の理由です。
「米国株式・ETF定期買付サービス」は、その名のとおり毎週1株ずつとか毎月10株ずつなどの購入頻度や購入株数を設定することで、自動で米国株を購入してくれるサービスです。
このサービスのおかげで、米国ETFを投資信託の積立のように手間をかけずに購入することができます。
設定方法も非常に簡単です。SBI証券のホームページで解説されていますので興味のある方はご覧ください。
ドルを住信SBIネット銀行からSBI証券へ移動する手続きは必要になるものの、この定期買付サービスのおかげである程度「米国ETFの購入の自動化」が可能になります。
一部銘柄の買付手数料が無料
SBI証券では下記に示す9種の米国ETFの買付手数料が無料です(2020年5月末時点)。
業界最安値でも約定代金に対して0.495%の買付手数料がかかりますから、無料で購入できるのはお得です。
- 買付手数料無料のETF
- バンガード トータル ワールド ストックETF(VT)
- バンガード S&P 500 ETF(VOO)
- バンガード トータルストックマーケットETF(VTI)
- iシェアーズ S&P 500 ETF(IVV)
- SPDR S&P 500 ETF トラスト(SPY)
- ウィズダムツリー インド株収益ファンド(EPI)
- ウィズダムツリー米国株高配当ファンド(DHS)
- ウィズダムツリー米国大型株配当ファンド(DLN)
- ウィズダムツリー米国株クオリティ配当成長(DGRW)
出典:SBI証券
アメリカの優良指数であるS&P500を投資対象とするVOO、アメリカ国全体へ投資が可能なVTI、全世界の株式へ投資するVTなどの人気商品が含まれています。
買付手数料無料の対象銘柄に含まれているETFの購入を検討されているのなら、SBI証券一択です。
参考(外貨積立の設定)
SBI証券は円をドルへ交換する為替手数料が安いことを説明しました。では実際にどのようにドルを購入していくのがよいでしょうか?
円をドルへ交換するには「為替レート」の影響があるため、時間を分散して購入するのがベターです。できるだけ円が高いときにドルを購入する方がお得なので、私は2〜3の外貨積立の設定をしています。
例えば、1ドル110円以下の場合に500円を毎日購入する設定と、制限を設けずに1,000円を毎日購入する2つの設定を登録します。
これらの設定をすることによって、ドル円の為替レートが110円以下の日は1,500円、110円以上のときは1,000円分のドルを購入することができます。
一度設定してしまえば自動でドルの買付をしてくれるので非常に便利なサービスです。しかも、住信SBIネット銀行は500円からこのサービスを利用できます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本記事ではSBI証券で米国株や米国ETFを購入するメリットについてご紹介しました。
SBI証券を活用することで米国株や米国ETFの購入を、
- 買付をある程度自動化
- 支払う手数料を最小化
することができます。
投資は相場の上げ下げに流されずに淡々と購入していくことが重要です。この点でもSBI証券の「米国株式・米国ETFの定期買付サービス」は使い勝手のよいサービスであると言えます。
外国株投資を検討されている方はSBI証券への口座開設を検討されてみてはいかがでしょうか。
以上ご参考になれば幸いです。
私がメインで購入しているETFです。
高配当米国ETFのVYMとSPYDも購入しています。