こんにちは、高校中退投資家Toshiです!
SPYD(SPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETF)は年4回(3月、6月、9月、12月)の分配金がありますが、2022年3月の分配金が公表されました。
米国の高配当株へ投資するSPYDの魅力は高い配当利回りです。基本的には4%以上の配当利回りが期待できるため、高配当株投資をする人の中で絶大な人気を誇ります。
本記事ではSPYDの2022年3月の分配金を速報します。2021年12月は前年同時期と比較して大幅な減配となってしまいました。2022年3月はどうだったでしょうか?
SPYDの特徴
- S&P500の中から配当利回りの高い上位約80銘柄へ投資
- 4%近い高い配当利回り
- コロナショックで40%以上の暴落
2022年3月のSPYDの配当金
SPYDの2022年3月の配当金は「0.6527ドル/株」でした。
2021年3月は0.6362ドル/株でしたので、前年同時期との比較で約2.6%の増配です。
過去の配当金との比較
SPYDの過去の年間配当金の推移を以下に示します。
SPYDは2015年に設定された比較的新しいETFです。そのため、まだ増配や減配の明確な傾向を確認することはできません。ただし、2019年以降は2年連続で減配になっています。
次に2022年3月の配当金を反映させた四半期ごとの配当金推移を示します。
2021年3月の配当金は2020年3月から60%以上も増配でした。したがって、今回は前年を上回ることは難しいと予想していました。
しかし、良い意味で予想を裏切り2022年3月の配当金は2021年3月を上回ってきました。また、今回の配当金(0.6527ドル/株)は過去の全ての配当の中で最も高い金額になっています。
2022年の株価推移
次にSPYDの年始からの株価推移を確認してみましょう。
年始1月3日の株価は42.39ドル/株でしたが、3月17日時点の株価は43.49ドル/株です。年始からの2ヶ月半の株価はほぼ横ばいと考えてよいでしょう。
出典:Yahoo finance
成長株を含むインデックスファンドは軒並み株価が下落している状況です。このような局面では高配当株ETFであるSPYDの方が安定しています。
配当利回り
2022年3月17日時点の株価を基に配当利回りを計算してみましょう。
① 2021年の年間配当金を基準にした場合
1,5493ドル/株÷43,49ドル/株→約3.56%
② 2021年6月〜2022年3月の分配金を基準にした場合
1,5658ドル/株÷43,49ドル/株→約3.60%
残念ながら現在のSPYDの配当利回りは4%を切っている状況です。以前は4%以上をキープしていましたので、現在の利回りは少し物足りないかもしれません。税引後で計算すれば3%を下回ってしまいます。
まとめ
2022年3月のSPYDの配当金は前年同時期と比較して増配となりました。
2021年12月は大幅な減配でしたので、心配されていた方も多かったのではないでしょうか。米国ETFの分配金を考える場合は、四半期ごとに一喜一憂せずに年間ベースでしっかり確認していく必要があります。
また、SPYDの株価は年始からの株価下落の影響をほとんど受けていません。成長株を含むS&P500などの指数との違いも面白いところです。現在の配当利回りは高くありませんが、投資対象の1つとしては面白い銘柄でしょう。
以上、ご参考になれば幸いです。
SPYDの商品の詳細については下記記事でご紹介しています。