投資・資産形成

米国ETF週間売買ランキングを考察(2023年10月)

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こんにちは、高校中退投資家TOSHI(@dropoutinvestor)です!

本記事ではネット証券大手のSBI証券と楽天証券の米国ETFランキング(2023年10月末時点)をご紹介します。

SBI証券と楽天証券のランキングの違いやランキング上位の商品について解説していきます。ぜひ商品選定の参考にしていただければ幸いです。

なお、2023年9月末時点の米国ETFランキングは下記記事でご紹介していますので、興味のある方はこちらもご覧ください。

米国ETF_週間売買ランキング_VTI
米国ETF週間売買ランキングを考察(2023年9月)こんにちは、高校中退投資家TOSHIです! 本記事ではネット証券大手のSBI証券と楽天証券の米国ETFランキング(2023年9月末時点)をご紹介します。また、VTIの詳細について解説していきます。...

2023年10月の米国ETF週間売買ランキング

SBI証券と楽天証券の2023年10月末時点の週間売買ランキングは以下の通りです。

順位 SBI証券 楽天証券
1 Direxionデイリー半導体株ブル3倍ETF (SOXL) Direxionデイリー半導体株ブル3倍ETF (SOXL)
2 Direxionデイリー半導体株ベア3倍ETF (SOXS) バンガード トータルストックマーケットETF (VTI)
3 バンガード S&P 500 ETF (VOO) Direxionデイリー半導体株ベア3倍ETF(SOXS)
4 インベスコ QQQ トラスト シリーズ1 ETF (QQQ) インベスコ QQQ トラスト シリーズ1 ETF (QQQ)
5 プロシェア ウルトラプロ QQQ ETF (TQQQ) バンガード S&P 500 ETF (VOO)
6 バンガード トータルストックマーケットETF (VTI) Direxion デイリー 20年超米国債 ブル3倍 ETF(TMF)
7 バンガード トータル ワールド ストックETF (VT) SPDR S&P 500 ETF (SPY)
8 Direxion デイリーS&P500ブル3倍 ETF (SPXL) バンガード トータル ワールド ストックETF (VT)
9 Direxion デイリー 20年超米国債 ブル3倍 ETF(TMF) プロシェア ウルトラプロ ショート QQQ ETF (SQQQ)
10 プロシェア ウルトラプロ ショート QQQ ETF (SQQQ) プロシェア ウルトラプロ QQQ ETF (TQQQ)

出典:SBI証券HP及び楽天証券HPより作成。SBI証券は10/23~10/27、楽天証券は10/22~10/28の週間売買代金ランキング。

SBI証券では先月のランキングからSPYDEDVが抜けて、VTSPXLがランクインしました。楽天証券ではSPYD、FM、TLTの3銘柄が外れて、VT、SQQQ、TQQQがランクインしてきました。

楽天証券の10位以内にSQQQTQQQが入ってくるのは珍しいことです。この結果、両者のランキングの中身はほぼ同じになり、どちらかのランキングにしか含まれていない銘柄は赤字で示したSPXLSPYの1銘柄ずつのみでした。

ランキング上位の商品のご紹介

米国ETFランキング_2023年10月今月は楽天証券の7位にランクインしたSPYの詳細をご紹介します。

  • SPDR S&P 500 ETF (SPY)

SPDR S&P 500 ETF (SPY)

SPDR S&P 500 ETF (SPY)」はS&P500指数に連動する投資成果を目指す米国ETFです。

S&P500指数は米国の中でも厳しい基準をクリアした優良500銘柄で構成される指数で、世界最強の株式指数とも言われています。投資をされている方なら誰しもが聞いたことがある指数の1つでしょう。

SPYは1993年より運用されている歴史のあるETFで、純資産総額はなんと60兆円近くにも及びます(2023年11月時点)。世界で最も純資産総額が多い米国ETFの1つです。

なお、SBI証券の3位、楽天証券の5位にランクインしているVOOも同じくS&P500指数へ投資する銘柄です。

SPY VOO
運用会社 State Street Vanguard
株価 約418ドル/株 約384ドル/株
信託報酬 0.09% 0.03%
純資産総額 約393,800百万米ドル 約318,700百万米ドル

注:2023年10月末時点の情報を基に作成

株価も純資産総額も大きな違いはありませんが、信託報酬はVOOの方が安く設定されています。バンガード社のVOOの方が人気を集めている理由の1つでしょう。

投資銘柄

SPYの投資対象のトップ10銘柄を下表に示します。

米国のトップ企業が投資対象なだけあって、一度は聞いたことがある銘柄が上位を独占しています。投資割合で見ると1位のAppleと2位のMicrosoftが約7%と高い割合になっています。

順位 銘柄 構成比
1 Apple Inc. 7.00%
2 Microsoft Corp. 6.53%
3 Amazon.com Inc. 3.21%
4 NVIDIA Corp. 2.99%
5 Alphabet Inc. Class A 2.16%
6 Tesla Inc. 1.92%
7 Meta Platforms Inc. Class A 1.86%
8 Alphabet Inc. Class C 1.85%
9 Berkshire Hathaway Inc. Class B 1.78%
10 Eli Lilly & Co. 1.07%

注: 2023年9月末時点(ステート・ストリートのHPを基に作成)

セクター別の割合

次にSPYのセクター別の投資割合を下表にまとめます。

1位は情報技術で30%近くの割合になっています。一方で、2位以下もそれぞれ10%程度あり思った以上にセクターは分散されています。

順位 セクター 構成比
1 情報技術 27.47%
2 ヘルスケア 13.36%
3 金融 12.81%
4 一般消費財 10.67%
5 通信サービス 8.87%

注: 2023年9月末時点(ステート・ストリートのHPを基に作成)

株価推移

次にSPYの株価推移を下図に示します。

SPY_株価推移_2023年10月

出典:Yahoo finance

長期で見るとS&P500指数は右肩上がりで株価を上昇させています。特に2010年以降の株価上昇は素晴らしいものがあります。

過去数十年では米国株を保有さえしていれば何倍にも資産を増やすことができたのです。

リターン

SPYの年別のリターンは以下のとおりです。

1年:21.45%

3年:10.01%

5年:9.77%

10年:11.77%

出典:ステート・ストリートのHPより(2023年9月末時点)

どの期間を切り取っても約10%のリターンがあります。世界最強の株式指数と言われるだけあるリターンを記録しています。

まとめ

本記事では2023年10月末のSBI証券と楽天証券の米国ETFランキングをご紹介しました。

また、楽天証券の7位にランクインしましたSPYについて詳細をご紹介しました。

SPYは世界最強の株式指数と言われるS&P500指数へ投資できる米国ETFです。長期的にも大きく株価を上昇させているETFで、投資対象としてメインに据えたい銘柄の1つです。

一方で、信託報酬は同じくS&P500へ投資するVOOと比較して高めです。こだわりがなければVOOへの投資がよりおすすめです。

以上、ご参考になれば幸いです。

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