2024年9月の最新の分配金速報は以下の記事でご紹介しています。
高校中退投資家Toshiは、VT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)という商品へ投資しています。
VTは世界中の約8,900銘柄へ投資でき、この商品一本で世界中の株式を保有することができます。日本人投資家の間で非常に人気のファンドです。
VTは年4回(3月、6月、9月、12月)の配当を出しますが、2021年3月の配当金がバンガード社より公表されました。
本記事ではVTの2021年3月の配当金をお伝えすると共に、過去の配当金の推移と比較をご紹介します。
コロナ禍の影響で、2020年の配当金は2019年と比較して大きく減配しました。2021年の配当金はどうなるでしょうか。
VTの特徴
- 約8,900銘柄で構成
- VTだけで世界中の株式を保有可能
- 投資対象は50%以上がアメリカ
VTの2021年3月の配当金
VTの2021年3月の配当金は、「0.2531ドル/株」でした。
前年同時期である2020年3月の配当金が「0.2205ドル/株」でしたから、15%近い増配です。
コロナの影響で2021年も減配の可能性があっただけに、嬉しい結果となりました。
過去の配当金との比較
下図に2008年の設定以来の年間配当金の推移を示します。
2020年はコロナの影響もあり、大きく減配して2017年の水準まで落ちてしまいました。ここまで大きな減配を記録したのは、商品の設定以来始めてのことでした。
次に、2021年3月の配当金の結果を反映させた各月の配当金推移を示します。
本日発表された2021年3月の配当金は、2017年の配当とほぼ同じ水準です。配当が高かった2018年、2019年の水準にはまだ回復していません。
ただし、VTの3月の配当は他の配当月と比較して少ない傾向にあります。今後の配当金の回復状況によっては、過去最高値を記録した2019年の水準に近づくかもしれません。
所感
2021年3月のVTの配当金は、昨年度と比較して大幅な増配でした。しかし、過去最高値を記録した2019年の水準まで回復するのは当分先になりそうです。
コロナのワクチン接種が完了するまでまだまだ時間がかかりそうです。したがって、急速な経済回復は見込めず、6月以降の配当金も回復は限定的ではないでしょうか。現時点での予想では年間の配当金は1.6ドル/株前後になりそうです。
もちろん、今後ワクチン接種が急ピッチで進めば、2021年の後半には配当金が大きく回復する可能性もあります。引き続きVTの配当金を追っていきたいと思います。
以上、ご参考になれば幸いです。
商品の詳細は下記記事でもご紹介しています。