最新の2024年9月の分配金は以下の記事でご紹介しています。
VYM(バンガード・米国高配当株式ETF)という商品をご存知でしょうか?
VYMは米国の高配当株400銘柄以上へバランスよく投資ができる商品で、米国ETFの中でも非常に人気のある商品です。
VYMは年4回(3月、6月、9月、12月)配当を出しますが、ついに2022年6月の分配金が公表されました。
本記事ではVYMの2022年6月の分配金を速報でお伝えするとともに、過去の分配金推移についても考察していきます。
VYMはコロナショック以降も増配し続けています。2022年も増配することはできるのでしょうか?
VYMの特徴
- 米国の高配当銘柄約440社へ幅広く分散が可能
- 配当利回りは3%程度
- 高配当株ETFでありながら値上り益も狙える
VYMの2022年6月の配当金
2022年6月のVYMの分配金は「0.8479ドル/株」でした。
2021年6月の分配金が「0.7523ドル/株」でしたので、前年同時期との比較で約13%もの増配になりました。
過去の配当金との比較
VYMの過去の年間配当金の推移を下図に示します。
リーマン・ショックの影響で2009年〜2010年は2年連続で減配でしたが、それ以降はコロナショック以降も含めて11年連続で増配をキープしています。
次に2022年6月の分配金結果を反映させた各月ベースでの推移を示します。
注:分配金の単位はドル/株。
過去の6月の配当金で比較すると、最も高かった2020年の0.8368ドル/株を上回り、2022年は過去の6月の中で最も高い配当になりました。
3月も過去最高を記録しましたので、今年のVYMの年間配当金も期待できそうです。
2022年の株価推移
次にVYMの年始からの株価推移をご紹介します。
年始1月3日の株価は112.64ドル/株、6月17日時点の株価は99.20ドル/株です。6月上旬まではほぼ横ばいでしたが、ここ最近の株価下落によって年始から一気に12%ほど下落しています。
出典:Yahoo finance
配当利回り
2022年6月17日時点の株価を基に計算した配当利回りを以下に示します。
① 2021年の年間配当金を基準にした場合
3.0961ドル/株÷99.20ドル/株→約3.12%
② 2021年9月〜2022年6月の分配金を基準にした場合
3.1975ドル/株÷99.20ドル/株→約3.22%
2022年3月時点では2%台の利回りでしたが、ここ最近の株価下落によってやっと3%台の利回りへと回復しました。
まとめ
VYMの2022年6月の分配金は昨年同時期から大きく増配しました。
3月と6月の合計分配金で考えても過去最高を記録していますので、今年も増配が期待できそうです。
また、配当利回りも3%台を回復してきましたので、VYMへの投資を検討してみてはいかがでしょうか。
以上、ご参考になれば幸いです。