最新の2024年6月の分配金は以下の記事でご紹介しています。
米国高配当株ETFのVYM(バンガード・米国高配当株式ETF)の配当金が待ち遠しくありませんか?
VYMは、世界の3大資産運用会社であるバンガード社が運用する商品で、米国の約400社の高配当銘柄へ分散投資ができます。日本だけでなく米国でも非常に人気の高い商品です。
VYMは基本的に年4回(3月、6月、9月、12月)配当を出しますが、2021年3月の配当金がバンガード社より公表されました。日本の主要ネット証券であるSBI証券や楽天証券ではまだ金額が公表されていません。
本記事では、一足お先にVYMの2021年3月の配当金を速報し、過去の配当金の推移とも比較していきます。
2020年はコロナの影響があったものの、2019年の配当を上回りました。2021年の配当金はどうなるでしょうか?
VYMの特徴
- 米国の高配当銘柄約400社へ広く分散
- 配当利回りは3%程度とそこまで高くない
- 配当だけでなく値上がり益も狙える
VYMの2021年3月の配当金
2021年3月のVYMの配当金は、「0.6564ドル/株」でした。
2020年の同時期が「0.5544ドル/株」ですから、約18%の増配です。2020年はコロナの影響で3月の配当は低めでしたが、2021年はそれなりの金額へと回復しました。
まだ3月だけではありますが、前年を大きく超えてきましたので、上々の滑り出しと言ってよいでしょう。
過去の配当金との比較
下図は過去の年間配当金の推移です。コロナで大きな影響を受けた2020年もなんとか増配をキープしました。
2007年〜2020年の平均増配率が約6%ですから、この傾向が続くと仮定すれば、2021年の年間配当金は約3.08ドル/株になる見込みです。
次に2021年3月の配当金を反映させた各月ベースでの配当金推移をみてみましょう。
過去の同時期の配当金との比較では、過去最高値であった2019年の「0.6516ドル/株」を超えてきました。2021年3月の配当金は、同時期としては過去最高値を更新したことになります。
所感
まだコロナの影響があるにもかかわらず、2021年3月の配当金は同時期で過去最高値を更新しました。
6月以降の配当金がどうなるか現時点では分かりませんが、2021年は年間3ドル/株の配当を十分狙えるでしょう。
また、VYMの株価は2021年3月現在で100ドル/株を超えています。配当金だけでなく株価の上昇も期待できますので、やはり配当金生活を目指す上で欠かせない商品の1つになるでしょう。
以上ご参考になれば幸いです。
VYMの詳細は下記記事でもご紹介しております。