投資・資産形成

若者に大チャンス到来!若いうちから新NISAを使いこなせ!

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最近話題のNISA(少額投資非課税口座)をご存知でしょうか?

NISAは投資における税制優遇制度で、投資をする上で是非とも活用したい制度の1つです。

このNISAですが2024年から大幅に制度が改正されます。実はこの制度改正は若者にとって大きなチャンスになりえます。

本記事では新しいNISAがなぜ若者にとって重要か、そしてどのように活用していけばよいのか解説していきます。

2024年から新NISAが誕生!

若者_NISA

制度の基本概要

NISA(少額投資非課税口座)は配当金や売却益などに対してかかる税金がなくなる税制優遇口座のことを言います。

NISAは2014年から始まった制度ですが、実は2024年から大幅に改善されます。下表に示す通り、非課税枠は1,800万円へと拡充されます。

成長投資枠 つみたて投資枠
年間投資枠 360万円/年
240万円/年 120万円/年
非課税期間 無期限
最大利用可能額 1,800万円(成長投資枠は1,200万円まで)
開始時期 2024年〜(恒久化
対象商品 株式・ETF・投資信託など 一部の投資信託・ETF

一般的な方にとって1,800万円は大金ですから、普通の方はNISA口座だけを使えば十分でしょう。

しかも、非課税期間は恒久化されます。つまり、何年保有し続けても非課税で運用できるのです。

若者にビックチャンス到来!

少子高齢化の影響で何かと損をしているのが若い世代です。

老人の医療費や年金をカバーするために、昔に比べて社会保険料や税金がどんどん上がっています。

その結果、自由に使えるお金(可処分所得)が減っており、生活は苦しくなる一方です

しかし、このNISAに関してはめずらしく若者に非常に有利な制度だと言えます。

お年寄りは投資できる期間がほとんど残されていません。若ければ若いほど投資期間を長く確保できますので、非課税で運用できる期間も長くなります。

したがって、老人よりも若者が得をする制度と言えるのです。

若いときから投資を始めるメリット

そのため、若者はNISAの有用性にいち早く気づき、うまく活用していくことが重要です。

若いうちから投資を始めることはよいことばかりです。

本業にもよい影響がある

投資を始めると経済など様々なことを学べます。

社会人でも経済に疎い人はたくさんいます。実は私もその一人でした。

しかし、投資を始めれば自分でお金を運用するわけですから、知らず知らずのうちに経済について明るくなります

また、株式投資をしていれば世界中の会社がどのようなビジネスを展開しているか知ることができます。

自分が働く業界以外に視野が広がることで、自分の仕事に対しても様々なアイディアが出てきます。要は本業に良い影響があるのです。

このように投資をすることはビジネスパーソンにとって大きなアドバンテージになります。

何かあった時の保険になる

若いうちからNISAを活用して資産形成に励んでいれば、何かあった時の保険として活用できます。

人生何があるか分かりません。

怪我や病気により一時的に働けない期間ができても一定のお金があれば安心して生活できます。

また、運悪くお勤めの会社がブラックであれば、転職する際の大きな後押しになるかもしれません。

貯金だけでまとまったお金を用意するのは非常に大変ですから、若いうちから投資で準備を進めておくことが重要なのです。

時間が大きな武器になる

若いうちから投資を始めるメリットは長期の投資期間を確保できる点です。

投資において時間は大きな武器になります。なぜなら、複利によって大きく資産を増やすことができるからです。

例えば、100万円を投資してそのままずっと放置したケースを考えてみましょう。5%で運用し続けた結果は以下の通りです。

10年後:1,647,010円

20年後:2,712,641円

30年後:4,467,745円

最初の10年では約65万円増ですが、その次の10年では100万円以上が増えます。そして、その次の10年では200万円弱と増えるスピードがどんどん上がっていきます

このように若いうちから資産形成に取り組むことで大きくお金を増やすことが可能です。

少額の積み立てでも十分

それではどの程度のお金を投資に回せばよいのでしょうか?

実は若いうちからコツコツ投資するのであれば、毎月の投資額はそれほど必要ありません

以下はNISAの非課税枠(1,800万円)を埋めるために必要な毎月の投資額と積立年数です。

30年:5万円/月

35年:4.29万円/月

40年:3.75万円/月

一般的に大卒から仕事を始めれば、働く期間は定年までに約40年ほど確保できます。

40年間で1,800万円の非課税枠を使い切る想定であれば、月の投資額は3.75万円になります。

1,800万円と聞くととんでもない金額のように感じますが、月3万~4万円と聞けばなんとかなりそうではないでしょうか?

これが40歳の方であれば、倍程度のお金(月7~8万円)を投資に回し続けなければ定年までにNISAの非課税枠を使い切ることはできません。

NISAで投資をする場合のシミュレーション結果

それではNISAを活用して若いうちから投資をした場合、どれくらいまでお金を増やすことができるのでしょうか?

株式であれば投資のリターンは年率で4~6%は期待できると言われています。

ここでは年率5%のリターンがあるものと仮定して、月数万円の投資を定年まで40年継続した場合を見てみましょう。

月1万:15,260,202円

月2万:30,520,404円

月3万:45,780,605円

なんと月2万円の積立でも3,000万円まで資産を作ることができます。月3万円なら4,500万円まで達します。

社会人になってから定年まで40年間積立投資をするなら、3.75万円を毎月投資することでNISAの非課税枠を使い切る計算でした。

つまり、NISAの非課税枠を使い切らない範囲の投資でも、3,000万円や4,500万円などの大金を作ることができます。

しかも、増えたお金は税金を支払わずに受け取ることができます。老後資金としては十分すぎる金額でしょう。

したがって、若者であればこのNISAの非課税枠をできるだけ埋めることだけを考えればそれで十分なのです。

NISAで買うべき商品は?

NISAで買うべき商品でお勧めなのは投資信託です。投資信託なら月5千円や月1万円など定額での買付が可能だからです。

特に全世界の株式へ投資する商品であれば、世界中の株式を間接的に保有することができます。したがって、商品の入れ替えについてあれこれ考える必要がありません。

例えば、オルカンと呼ばれる以下の銘柄は個人投資家から人気を集めており、著者もお勧めできる商品です。

お金を溜めすぎてしまう方はETFも選択肢

しかし、投資信託で運用することにも欠点があります。

それは使わずにひたすら資産を増大させてしまうことです。老後に一番お金持ちになっても、たくさん食べれないし、旅行へ行く体力もありません。

若いうちにお金を使うことも重要なのです。

そこでETF(上場投資信託)を購入して分配金を受け取るのもお勧めです。

ETFであれば定期的に分配金を受け取れるので、それらは日々の生活費にプラスして今の生活を充実させるために使うのです。

国内ETFであれば投資信託でご紹介したオルカンのETF版が投資対象の選択肢に入るでしょう。

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以上、ご参考になれば幸いです。

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