下記記事でご紹介しましたが、高校中退投資家ToshiはHSBC香港に銀行口座を開設しています。
HSBC香港には預入金額によって口座クラスが設定されており、私は「Advance口座」を所有していました。
実はHSBC香港より、この「Advance口座」が廃止されて「One口座」に移行されるとの連絡がありました。
「Advance口座」から「One口座」に変わって、ぐっとサービスが改善されました。本記事では口座クラスの変更に伴いサービスがどのように変わったのかご紹介していきます。
HSBC香港から突然の連絡
10月下旬に突然HSBC香港から下記メールが届きました。
Your HSBC Advance account will transform into an HSBC One account on 27 October 2020
「10月27日にお前のAdvance口座はOne口座に移行される」というメールです。また、特に私の方で必要な手続きはないとも記載されていました。
特に必要な手続きはないと言われても、日本の銀行ではありませんのでやはり不安は残ります。
英語で突然メールが届き、色々と理解しなければいけないところが海外銀行口座の難しい点です。
一体何が変わったのか?
HSBC香港からのメールやホームページの内容をもとに、Advance口座からOne口座への移行に伴う変更点をまとめていきます。
最低預入金額が撤廃
最低預入金額が撤廃されました。
元々Advance口座を所有する場合は、HKD200,000 (2020年12月のレートで約270万円)の預入金額が必要でした。この金額を下回る場合は口座がダウングレードされたり、維持手数料が取られるシステムになっていました。
しかし、「One口座」では特に最低預入金額を設けていません。そのため、HSBC香港での口座の維持が容易になりました。
デビットカード
2020年11月時点ではまだ準備中ですが、海外で利用できる「Multi-currency HSBC Mastercard Debit Card」ができるそうです。
このデビットカードは12の通貨に対応しており、HSBCグループが関係するATMであれば無料でお金を引き落とせます。
このデビットカードはかなり使い勝手がよいと考えています。海外旅行や海外出張での支払いにも利用できますし、キャッシュが必要な場合は無料で現地通貨の引き出しも可能です。
私は将来的に海外セミリタイア生活を検討しています。日本のクレジットカードは、海外での利用に対して高い手数料がかかります。そのため、HSBCのデビットカードをメインに利用することも検討していきたいと思います。
以前下記記事でTransferWiseについて紹介しました。こちらでもマルチカーレンシー口座を開設し、デビットカードを保有できるようになる見込みです。
海外セミリタイア生活を快適におくるツールがいくつも出てきてうれしい限りです。
手数料の廃止
「基本サービスの手数料が廃止」されました。送金手数料や外貨紙幣による現金の預け入れと引き出しなどが無料になります。
これは日本でのお金の引き出しも容易になることを意味します。今まではそれなりの手数料がかかったため、私は日本で引き落としたことはありませんでした。
また、旅行先などでも使い勝手がよくなりました。旅先で余った外貨をHSBCの銀行へ無料で預け入れることもできます。もちろん引き出しも可能です。
まとめ
HSBC香港に新しくできたOne口座は以前のAdvance口座と比較して、全面的にサービスがよくなりました。
今までは1,000万円以上の預入が必要な「Premier口座」を保有しなければ、HSBC香港に銀行口座を開設するメリットはほとんどありませんでした。
しかし、One口座が設定され、サービスが全面的によくなったことで、One口座を所有するだけでも十分メリットのある銀行口座になりました。
せっかく海外まで行って口座開設したので、今後はHSBC香港をもっと活用できるように検討していきたいと思います。
以上、ご参考になれば幸いです。