米国だけでなく日本の高配当株へも投資をしたくありませんか?
日本の高配当株ETFへ投資をするなら、まず候補に挙がるのが「日経高配当株50ETF(1489)」です。
「日経高配当株50ETF」は利回りが3%〜4%あり、年4回(1月、4月、7月、10月)配当を出します。
本記事では「日経高配当株50ETF」の2022年1月の分配金を速報するとともに、過去の分配金推移や現時点の利回りなどをご紹介していきます。
最新の2022年10月の配当金速報は以下の記事でご紹介しています。
日経高配当株ETF50(1489)の特徴
- 2022年1月時点の配当利回りは約3.7%
- コロナショック以降株価は上昇中
- 構成銘柄には景気敏感株が多い
2022年1月の「日経高配当株50ETF」の分配金
日経高配当株50ETF(1489)の2022年1月の分配金は「107円/株」でした。
前年同時期は105円/株の分配金でしたから、約2%の微増となりました。
過去の分配金との比較
日経高配当株50ETFの2018年〜2021年の年間配当金の推移です。
2018年と比較して2019年は増配だったものの、2020年はコロナの影響で大幅な減配となりました。しかし、2021年は大きく回復し、過去最高の年間配当金になっています。
次に2022年1月の結果を反映させた四半期ごとの配当金推移を示します。
1月 | 4月 | 7月 | 10月 | 合計 | |
2017年 | – | 443円 | 62円 | 477円 | 981円 |
2018年 | 74円 | 558円 | 74円 | 544円 | 1,250円 |
2019年 | 90円 | 604円 | 73円 | 572円 | 1,339円 |
2020年 | 103円 | 569円 | 21円 | 465円 | 1,158円 |
2021年 | 105円 | 587円 | 100円 | 616円 | 1,408円 |
2022年 | 107円 | – | – | – | – |
出典:野村アセットマネジメントHPを参考に作成。2022年1月の分配金は2022年1月5日発表の収益分配金見込額。
1月の配当金は4月や10月と比較して高くなく、毎年100円/株程度です。それでも、2020年は103円、2021年は105円、2022年は107円と少しずつですが増配しています。
日経高配当株50ETFの株価推移
過去1年間の日経高配当株50ETFの株価推移を下図に示します。
2021年1月5日の株価は29,620円/株ですが、1年後の2022年1月5日の株価は38,050円/株です。この1年は比較的株価が上昇した一年でした。
出典: Yahoo finance
一方で、株価が高かった2018年の水準をいまだ超えることができていません。米国株はすでに過去最高の株価を更新していますので、日本株はやはり物足りなさを感じます。
配当利回り
2022年1月5日時点の株価を基に配当利回りを計算してみましょう。
① 2021年の年間配当金を基準にした場合
1,408円/株÷38,050円/株→約3.70%
② 2021年4月〜2022年1月の分配金を基準にした場合
1,410円/株÷38,050円/株→約3.71%
昨年の分配金のレベルが維持されるのなら、配当利回りは約3.7%です。配当金には約20%の税金がかかりますので、税引き後で考えると3%を下回ってしまいます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本記事では日経高配当株50ETFの2022年1月の配当金についてご紹介しました。
2022年1月の配当金は前年同時期との比較で微増でした。2022年の出だしとしては上々の出来と言ってよいのではないでしょうか。
一方で、現時点の配当利回りは税引後3%を下回ってしまいます。高配当株としては少し物足りないので、株価下落時を狙って購入するのがよいでしょう。
以上、ご参考になれば幸いです。
「日経高配当株50ETF」の詳細は下記記事でご紹介しています。