こんにちは、高校中退投資家Toshiです!
高校中退投資家は世界的に有名な「HSBC香港」に銀行口座を保有しています。本記事ではそんなHSBC香港の2022年7月の人気ファンドをご紹介していきます。
なお、2022年6月の人気ファンドは下記記事でご紹介しています。
HSBC香港おすすめ人気ファンド2022年7月版
HSBC香港の2022年7月の人気ファンドは下表の通りです。
先月の人気ファンドからほぼ入れ替えはありませんでした。変更点は、赤字で示した「JPMorgan Multi Income」が追加されたのみです。
2022年7月の人気ファンド
HSBC カテゴリー | ファンド名 |
---|---|
Global Equity – Broad | AB – Low Volatility Equity Portfolio |
Global Equity – Broad | BLACKROCK SYSTEMATIC GLOBAL EQUITY HIGH INCOME FUND |
Asia Pacific Ex-Japan Equity – Broad | JPMorgan Asia Equity Dividend |
Global Fixed Income | JPM INCOME FUND |
Multi-Asset – US | HSBC GIF- US INCOME FOCUSED |
Multi-Asset – US | Franklin Income Fund |
Multi-Asset – Asia | Schroder Asian Asset Income Fund |
Multi-Asset – Global | JPMorgan Multi Income |
Short Duration Fund | HSBC Global Money Funds |
Short Duration Fund | HSBC GIF – ULTRA SHORT DURATION BOND |
出典:HSBC香港HPより作成
カテゴリー別では、マルチアセット(株式と債券の両方へ投資)の商品が4つと最も多くなっています。
人気ファンドのご紹介
ここでは今月新規にランクインした「JPMorgan Multi Income」について詳細をご紹介していきます。
JPMorgan Multi Income
「JPMorgan Multi Income」は世界中の株式や債券へ投資するマルチアセットの商品です。投資対象にはREITも含みます。
2022年5月末時点で、株式が559銘柄、債券が1,923銘柄と広く分散されています。なお、株式へ約46%、債券へ約41%とほぼ同程度の割合です。
購入手数料は3%、ファンドマネージャーへ支払う手数料(Management fee)は1.25%です。
株式の投資セクターの割合
「JPMorgan Multi Income」の株式の投資セクターの割合を下表に示します。
1位と2位は不動産と金融で、それぞれ6%程度の割合です。また、3位は公共事業で、配当利回りが高いセクターが上位に入っています。
No. | セクター | 割合 |
---|---|---|
1 | 不動産 | 6.21% |
2 | 金融 | 6.10% |
3 | 公共事業 | 4.55% |
4 | テクノロジー | 4.27% |
5 | 生活必需品 | 4.04% |
注:2022年5月末時点のデータ
株式の地域別の投資割合
次に株式の地域別の投資割合を示します。
全世界へ投資する商品であるものの、米国への投資割合が18%以上と2位のユーロ圏を3倍程度も大きく上回っています。
No. | 地域 | 割合 |
---|---|---|
1 | 米国 | 18.41% |
2 | ユーロ圏 | 5.17% |
3 | アジア(先進国) | 3.47% |
4 | アジア(新興国) | 3.36% |
5 | カナダ | 2.98% |
注:2022年5月末時点のデータ
債券の国別投資割合
債券の国別の投資割合を下表に示します。
米国の割合が30%以上で、ほぼ米国への集中投資になります。
No. | 地域 | 割合 |
---|---|---|
1 | 米国 | 30.25% |
2 | アジア(新興国) | 1.92% |
3 | カナダ | 1.00% |
4 | ユーロ圏 | 0.74% |
5 | イギリス | 0.71% |
注:2022年5月末時点のデータ
債券の格付け
次に債券の信用格付けです。
信用格付がBBB以上の債券は比較的安全であり、「投資適格」と言われています。逆にBB以下はリスクの高い債券です。
BBが12%、Bが39%とBB以下の投資不適格な債券の割合が高くなっています。かなり高いリスクを取っていると言ってよいでしょう。
格付け | 割合 |
---|---|
AAA | 13.67% |
AA | 1.03% |
A | 1.61% |
BBB | 12.16% |
BB | 39.11% |
B | 18.73% |
B以下 | 3.79% |
格付けなし | 9.89% |
注:2021年11月末時点のデータ
リターン
2022年8月9日時点におけるリターンは以下の通りです。
1年リターン:−8.03%
3年リターン:+2.71%
5年リターン:+3.31%
10年リターン:+4.36%
1年リターンでは8%のマイナスと大きく下落しています。10年リターンでは4%以上とそれなりのリターンがあります。
暴落時の影響
2020年3月のコロナショックでは約23%基準価額が低下しました。先月ご紹介した債券へ投資する「JPM INCOME FUND」が約17%の低下でした。株式を含む本ファンドの方が下落幅は大きくなっています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
2022年7月のHSBC香港の人気ファンドランキングをご紹介しました。また、ランキング上位の「JPMorgan Multi Income」という商品をご紹介しました。
「JPMorgan Multi Income」は全世界の株式や債券へ投資するファンドであるものの、大部分は米国への投資です。また、債券は投資不適格な債券を多く含むという特徴があります。
また、10年リターンでは4%を超えていますので、それなりのリターンが期待できるファンドです。
以上、ご参考になれば幸いです。