iシェアーズ米国連続増配株ETF(銘柄コード:2014)をご存知でしょうか?
本銘柄は米国に上場するDGROという米国ETF(上場投資信託)の東証版になります。2024年1月の上場以来、一部の投資家の間で大きな注目を集めています。
2014からは年4回の分配金を受け取ることができますが、2024年8月の分配金が発表されました。
本記事では2014(iシェアーズ米国連続増配株ETF)の分配金を速報でご紹介していきます。
iシェアーズ米国連続増配株ETF(2014)の特徴
- 米国の5年以上連続増配の企業へ投資
- 2024年8月時点の配当利回りは1.5%程度
- 株価上昇と増配率の高さが魅力
2014の2024年8月の分配金
2014の2024年8月の分配金は「8円/10口」でした。
2024年5月の分配金は8円/10口でしたので、昨期と同額という結果になりました。
なお、分配金の支払い開始予定日は9月17日です。
過去の分配金との比較
2014は2024年1月に上場したばかりの新しい銘柄です。
そのため、年間レベルでの分配金推移を確認することはできません。そこで、以下ではDGROの分配金推移をご紹介します。
上図の通り、DGROは綺麗な右肩上がりで分配金を増やしています。
2014年の上場以来一度も減配した年はありません。
次にDGROの四半期ごとの分配金推移を示します。
DGROの2024年6月の分配金は前年同時期との比較で約13%の大幅な増配でした。
これで3月と6月ともに増配でしたので、年間分配金でも昨年を上回る可能性が高くなりました。
2024年の株価推移
次に2014の上場からの株価推移をご紹介します。
東証へ上場した1月18日の株価は201.5円/株でした。その後、株価は概ね右肩上がりで上昇してきました。
しかし、最近の急激な下落によって、8月7日時点の株価は217円/株まで下がっています。
配当利回り
次に配当利回りです。
DGROの配当利回り
本家DGROの2024年8月6日時点の株価を基にした配当利回りは以下の通りです。
①2023年の年間配当金を基準
1.315948ドル/株÷58.14ドル/株→約2.26%
② 直近4回(2023/9〜2024/6)の分配金を基準
1.362221ドル/株÷58.14ドル/株→約2.34%
DGROの配当利回りは2%以上あることが分かります。
同じ増配系のVIGは1%台ですから、VIGよりは高い配当利回りがあると言えるでしょう。
2014の配当利回り
2014の分配金は5月と8月ともに8円/10口でした。そこで分配金を単純に4倍して年間分配金にした場合で考えます。
2024年8月7日時点の株価を基に計算した配当利回りは以下の通りです。
32円/10株÷2,170円/10株→約1.47%
DGROの配当利回りよりもかなり低い水準です。
上場したばかりということもあり、まだ安定しないのかもしれません。DGROの配当利回りに近づくには少し時間がかかりそうです。
まとめ
本記事では2024年8月のiシェアーズ米国連続増配株ETF(2014)の分配金を速報でご紹介しました。
8月の分配金は5月と同じ8円/10口でした。また、本家DGROよりかなり低い配当利回りになっています。
正直なところ昨期よりも増配を期待していただけに少し残念な部分があります。
一方で、本家DGROは順調に増配を続けています。為替の影響などもあるため一概には言えませんが、2014を長期保有すれば受け取る分配金を直実に増やしていくことができるでしょう。
以上、ご参考になれば幸いです。