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【お勧め本】「FIRE最強の早期リタイア術」を熟読

みなさんは「FIRE」という言葉をご存知でしょうか?

「FIRE」はFinancial Independence Retire Earlyの略で、日本語では「経済的独立と早期退職」を意味します。セミリタイア、配当金生活を目指している方にはお馴染みの用語です。

このFIREの第一人者の方が書いた、「FIRE最強の早期リタイア術―最速でお金から自由になれる究極メソッド」という本を先日読みました。

FIREの基本的な考え方や情報が網羅されており、FIREを目指している方は、読んでおいて損はないのではないかと思います。

本記事では、「個人的に共感した部分」や「面白いと感じた考え方」についてピックアップし、ご紹介していきたいと思います。

特に共感したトピック

この本では、著者が30代でセミリタイアするまでにどんなことをしてきたのか、また投資のテクニックなどが紹介されています。

私の場合はすでに知っている内容も多かったのですが、著者の考え方や精神的にキツかった部分などが細かく描写されており、参考になる部分が多くありました。

この本を読んで、特に下記5つのトピックについて考えさせられましたので、私の感想とともにご紹介していきます。

  1. 著者が非常に貧乏であった
  2. 職業を費用対効果で選ぶ(POTスコア)
  3. まずお金を追いかけるべき
  4. 利回りシールド
  5. 地理的アービトラージ

① 著者が非常に貧乏であった

著者は中国の出身で非常に貧乏な環境で育ちました。そのような環境で育ったことで、「お金へ執着」するようになったそうです。

確かに事業で一発当てたわけでもない普通の人が、若くしてセミリタイアを達成するためには、「お金への執着」がなければ無理です。

いかに生活費を抑えて投資や貯蓄へ回せるかが重要だからです。「貧乏生活」がスタンダードになっていれば、固定費の削減も容易だということです。

自身を振り返ってみると、「お金を大切にしろ」と両親から強く言われて育ちました。その結果、よいか悪いかは別として、お年玉はほぼ全て貯金していました。「お金を使うことは悪だ」という間違った考えが植え付けられていた気がします。

このように、それぞれが育った環境が資産形成に大きな影響を与えるのだと思います。

生活費を極端に切り詰めて生活することができたり、貯蓄をすることができる人は、幼少期の生活環境が大きく影響しているのかもしれません。

一方で、本の中で「貧乏生活」を送っていたことが、マイナスに働くことがあるとも述べています。それは、「必要以上に不安になってしまう」ことです。

確かに、ヤフー知恵袋などで、50代で1億円の資産がある人が「セミリタイアできますか?」と質問しているのをみたことがあります。「できるに決まってるだろ」と思いましたが、その人にとっては不安で仕方がないのでしょう。

この点は私自身も気をつけたいと思います。月10万円の配当金を目標にしていますが、すでにある程度の資産に到達しています。

若くて元気なうちにセミリタイアできたほうが色々とやれることは多いでしょうから、必要以上に臆病にならずセミリタイアの時期を柔軟に決定していきたいと思います。

② 職業を費用対効果で選ぶ(POTスコア)

著者は自分の職業を決定する際に、「POTスコア」利用して検討したそうです。

具体的には、大学にかかるコストと将来得られる給料を比較して、もっとも費用対効果の高い職業を選択するというものです。

日本では、「仕事のやりがい」とか「業種・事業」などを重視して選ぶ傾向が高い気がします。

でも実際のところは、仕事の中身なんて大して変わらないし、サラリーマンなんてほとんど雑務しかしていません。実は私もやりがいとか事業内容を重視して職業を決めてしまいましたが、やりがいを感じることはあまりありません。

一方で、著者は社会でどんなスキルが求められているかを軸に職業を選択しています。よほど向いていない職種は別として、同じような仕事をするなら、お金を稼げる方が良いに決まっています。

会社なんて入社してみなければわかりませんので、「POTスコア」のような考え方を使って職業を選択するのも全然ありなのではないかと思います。

③ まずお金を追いかけるべき

著者は「まずお金を追いかけるべき。好きなことは後でもできる。」と説いています。

また、好きなことを仕事にしても、生活費をそれに頼っていては仕事はつまらないと言います。

人によっては反対意見もあるかもしれませんが、私は一理あると感じました。

どんなことをやるにしても、「仕事」であれば少なからずプレッシャーが発生します。大好きなことを仕事にしても「楽しくない」ことが多々あるでしょう。

例えば、私は海外と日本を行き来する生活を送りたいと思っていますが、その生活をYOUTUBEで発信して、「月XX万円以上稼がなければいけない」というノルマが課されたら相当きついはずです。

毎日更新をかかさずしなければいけないでしょうし、常に何かに「追われている」状態になります。

一方で、経済的自由を達成して趣味レベルでやるのであれば、月数百円の稼ぎだって全く問題ありません。

④ 利回りシールド

本の中で、セミリタイア後の資産の取り崩し方法として「4%ルール」について紹介しています。「4%ルール」については、以前本ブログでもご紹介しました。

「4%ルール」セミリタイアに必要な資産は4,000万円現在保有する資産でセミリタイアできるのか悩んでいる方も多くいらっしゃると思います。本記事ではアメリカで有名な「4%ルール」をもとにセミリタイアに必要な資産について考察しました。セミリタイアを検討している方は、是非ご覧ください。...

暴落直前にセミリタイアすると、「4%ルール」で資産を取り崩すと失敗する可能性があり、また精神的にきついです。

そこで、「利回りシールド」という考え方を取り入れることで現金をある程度確保することを推奨しています。

簡単に言えば、高配当株や社債などの配当利回りが高い商品を一部保有して、キャッシュを確保する方法です。そうすれば、資産の取り崩す金額を抑えることができます。

これはキャッシュフローを強化することと同じです。不況時に元本を大きく取り崩すのは精神的にハードですから、一定以上の現金の確保の重要性について説いています。

よく考えると私の現在の投資方針もこの考え方に近いです。私の投資のコアはVT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)という世界中の株式へ投資する商品です。

このVTにプラスして高配当ETFを保有することで、毎月受け取る配当金を増やしています。

結果として、セミリタイア後にVTの取り崩す金額を抑えることができ、長期的なセミリタイア生活を安心して送ることができます。

改めて、「インデックス投資」と「高配当株投資」の組み合わせが悪くないものだと実感しました。

私の先月の配当金は約7万円でした。これだけの配当金がもらえれば、インデックスファンドの取り崩しを最小限に抑えることができます。より安心してセミリタイアライフが送れるはずです。

⑤ 地理的アービトラージ

資産がそこまでないのであれば、「弱い通貨の国に移住して経済的自立を達成してしまおう」という考え方です。

例えば、タイのチェンマイなどでは、月10万円以下で生活されている方が結構います。

下記記事でセミリタイアのお勧め7か国をご紹介しました通り、タイ以外にも月10万円程度で生活できる国はたくさんあるのです。

海外セミリタイア 月10万円で住めるおすすめ都市プロフィールにも書いていますが、高校中退投資家は将来海外と日本を行き来しながらセミリタイア生活を送りたいと考えています。 先日ネッ...

物価の安い国に移住することで、少ない資金でも「FIRE」を達成できる可能性があります。近年日本の給料は伸びていませんが、それでも東南アジアの一部地域と比べて相当高い状況を維持しています。

日本に生まれた」ことにはまだメリットがあります。なぜなら、途上国に生まれた人は、この戦略を使えないからです。

自分達の国からさらに物価が安い国を探すと、インフラが整備されていないなど移住できる国を探すのが厳しいのです。

まとめ

今回は「FIRE最強の早期リタイア術―最速でお金から自由になれる究極メソッド」という本ついてご紹介しました。

一般的な投資の考え方に加えて、FIREを目指す過程で著者が精神的に苦しかった経験などが書かれており、投資初心者の方にお勧めの本です。

復習になる部分が多いかもしれませんが、投資中級者の方も読んでおいて損はない本だと思います。

この本を読んでみて、自分が目指している方向やが間違っていないことを再確認することができました。

もちろん100%正しいとは思っていませんが、同じような手法でセミリタイアを達成された方がいるというのは非常に心強いです。

セミリタイアを目指していない方も「こういう生き方もあるんだ!」と参考になると思います。ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。

以上ご参考になれば幸いです。

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