投資は一体いくらから始めることができるのでしょうか?
投資をしたことがない方は「投資はお金持ちがするもの」と考えがちです。
実は私自身もある程度貯金が貯まるまでは、投資に一切興味がありませんでした。
しかし、実際に投資を始めてみて分かることは、投資はお金がない方でも始めることができるということです。
本記事では投資は少額から始めることができることを説明するとともに、どの商品を購入すればよいのか解説していきます。投資信託であれば100円から投資を始められるので、今すぐ第一歩を踏み出しましょう。
投資を始めるのにお金は必要ありません!
結論として、投資は100円などの少額から始めることができます。
したがって、「お金がないから投資できない」というのは理由になりません。
一方で、投資する商品によってはある程度の投資資金がないと購入できないのも事実です。
以下では少額から始めるならどんな商品を購入すべきか解説していきます。
投資に最低必要な資金はどれくらい?
個別株(日本株)
投資と聞いて真っ先に思い浮かべるのが個別株への投資でしょう。
日本株であればトヨタ自動車やユニクロなどの企業の株を購入して株主になることです。しかし、個別株投資にはそれなりの投資資金が必要です。
なぜなら、日本株には単元株制度があり、基本的には100株単位でしか購入できないからです。
日本株の最低購入金額(一例)
- トヨタ自動車:197,400円
- ファーストリテイリング(ユニクロ):6,129,000円
注:2022年3月4日時点の株価を基に算出
トヨタ自動車の株を購入するには約20万円の投資資金が必要です。また、ユニクロに至っては600万円以上もの投資資金が必要です。
当然ながらトヨタやユニクロのような大企業だって潰れる可能性があります。ですから、リスク分散のために様々な企業の株を保有する必要があります。
したがって、個別株投資を始めるのであれば、それなりのお金がなければスタートは難しいのです。
投資信託
投資信託は投資初心者の方におすすめの商品です。
投資信託は多数の投資家から集めた資金で、運用会社が株や債券などを購入して運用してくれます。
投資信託の特徴はなんと言っても少額で分散投資ができることです。
例えば、「三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」という人気商品であれば、約50カ国の株式を100円から購入することができます。
仮に自分で世界50カ国の株式を買い集めようとすれば、相当な資金が必要です。また、日本の証券口座からアクセスできない商品は、世界各国に証券口座を開設して購入しなければなりません。
こういった労力なしで投資ができるのですから、投資信託は非常に有益な商品であると言えます。
上場投資信託(ETF)
また、投資信託が上場したものに上場投資信託(ETF)があります。
ETFと投資信託の違いは、ETFは個別株のように指値で注文することができる点が挙げられます。また、暴落時にはタイムリーにETFの売買ができます。したがって、投資家の中には投資信託よりもETFを好む方も多くいます。
一方で、ETFの場合は株式と同様に商品によって最低購入価格が変わります。
例えば、日本株へ投資する以下の商品であれば、最低でも2万円程度の投資資金が必要です。
ETFの最低購入金額(一例)
- NEXT FUNDS TOPIX連動型上場投信:19,205円
注:2022年3月4日時点の株価を基に算出
ETFであれば個別株よりは投資はしやすいものの、投資信託よりは投資資金が必要であると考えることができます。
投資信託なら投資の敷居は低い
したがって、「投資信託」への投資が最も手軽に始められるでしょう。
100円から投資ができますし、個別株よりも容易に分散投資ができます。
毎週100円投資しても、月たった400円です。まずは少額から投資して、どのように評価額が変動するのか慣れるのがおすすめです。
多くの方は投資は敷居が高いと考えすぎです。
自分自身も「投資なんて」と思って、ある程度のお金が貯まるまでは一切投資をしませんでした。しかし、投資をされている方の大多数は、「もっと若い時から投資を始めていれば」と思うのです。
早期に投資を始めれば長期の投資期間が確保できますし、お金に対する考え方や社会に対する見方も変わってきます。
投資をしている人を見て「投資なんて危険」とか「投資はずるい」などと考えずに、まずは少額から始めてみることが重要です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
投資信託であればたった100円から投資を始めることができます。投資は決してお金持ちの方だけがやるものではないのです。
投資の敷居は決して高くありません。どんな方でも行動次第ですぐに始めることができます。まずは第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
以上、ご参考になれば幸いです。