セミリタイアなんてしたら暇になるんじゃないか?
セミリタイアを目指していると言えば、周りからこんな声が聞こえてきそうです。
この問いへの答えとして、セミリタイアしたら旅に出るのが面白いのではないかと考えています。
住む場所も時間も自由度が格段に上がるセミリタイア生活であれば、長期で旅をする難易度はグッと下がります。
本記事ではセミリタイアして旅をする生き方についてまとめていきます。
セミリタイアして旅をする生き方!
セミリタイアしたら旅をしながら生活するのはどうでしょうか?
何も1年中旅行をしろと言っているわけではありません。また、海外などへ移住しろとも言いません。
気が向いた時やセミリタイア生活に飽きた時に、数ヶ月など中長期で旅行に行くような生き方です。
セミリタイアすると旅をしやすい!
以下のような理由から、セミリタイアすると旅行がしやすくなります。
時期を選ばなくてよい
会社に縛られないので旅行へ行く時期を自由に選ぶことができます。
会社員時代はGWやお正月休みなどしかまとまった休暇期間を取れない場合がほとんどでしょう。
当然多くの人が旅行に行こうとするわけで、旅行代金は高くなってしまいます。
しかし、セミリタイアすれば時期を選ばなくて済むので、旅行費用を抑えることができます。
加えて、オフシーズンの観光客が少ない時期を選ぶことができるので、ゆっくりと現地を楽しむことができます。
好きなだけ長く滞在できる
自分が苦でなければ好きなだけ旅を続けることができます。
仕事をしていれば、長くても1週間か10日程度しか旅行期間を取ることはできないでしょう。
一方で、セミリタイアすれば自分に使える時間が格段に増えますので、長期で旅行することが可能になります。
長期滞在できることで旅行先にも選択肢が出てきます。会社員時代では行けないような秘境への旅行も検討できるでしょう。
自分のペースを保てる
時間的にも精神的にも余裕ができるため、自分のペースで旅行ができます。
行き先もその日に何をするかも誰にも指図されることはなく自分の赴くままに行動することができます。
旅先が気に入ったから滞在期間を延長するなんてことも可能です。
セミリタイアして旅をするメリット!
セミリタイアと旅は相性が良いだけではありません。
セミリタイア後に旅をすることには以下のようなメリットもあります。
単調な生活からの脱却
仕事をしていない、もしくは緩く働いている状態では生活が単調になりがちです。
旅をしていつもとは違う環境に身を置くことで、様々な刺激を受けることができます。
世の中にはせっかく早期退職したものの、セミリタイア生活に飽きて再び働き始める人もいると聞きます。やることがないなど刺激が足りないことが原因の1つでしょう。
その点、定期的に旅をする生活スタイルは、新しい土地やいつもとは違う人との交流が生まれるので、毎日の生活への刺激があります。
様々な経験が得られる
実際に旅先で得られた経験は大きな武器になります。
今の時代はインターネットで多くの情報が得られます。YouTubeを見れば旅先の様子を確認することもできます。
しかし、実際に現地に行かなければ、その土地を訪れて自分自身がどう感じるかは分かりません。
このような経験や体験を求めている方がたくさんいます。情報発信にしてもスモールビジネスをやるにしても、旅で得た体験や経験を活かすことができるではずです。
なんでも手に入る時代だからこそ、このような体験や経験は貴重なのです。
視野が広がる
旅をすることで自分の考え方など視野を広げることができます。
著者も途上国を訪れた際に日本にはないパワーを感じて驚いたことがあります。
旅先で始めて目にするものは普段とは違うので、考え方に大きな変化を与える可能性があるのです。
もしかしたらセミリタイア生活でやってみたいことが見つかるかもしれません。
旅をするためのお金はどうすべきか?
一方で、旅行をするにはお金がかかるのも事実です。
セミリタイア生活では、収入は現役時代よりも下がるのが普通です。
そこで旅をしながら生活するスタイルには、どの程度のセミリタイア資金を準備しておくべきなのか考えておく必要があります。
どのくらいのお金が必要なのか?
旅先が海外なのか日本なのか、物価が高い国かどうか、など様々な要素で旅に必要な費用は変わります。
まず考えるべきなのが、旅をしていない期間の生活費です。
総務省が実施した家計調査によれば、単身世帯の生活費は16万円/月程度です。
最低限の生活をしようとすればこの程度の支出は必要だと考えておくべきです。
当然ながら旅行期間中の生活費は上がります。
仮に「旅行中は普段の倍の生活費がかかる」、そして「年間の半分を旅をする」場合を考えてみましょう。
この場合は年間300万円程度の生活費が必要です。
16万円 x 6ヶ月=96万円
32万円 x 6ヶ月=192万円
合計:288万円
運用資産からのリターンを4%と仮定すると、300万円の年間生活費を賄うためには7,500万円が必要です。
これだけの資金を準備すれば、単身世帯であれば旅行費用として月20万円程度を半年間確保することができます。
豪華な旅はできないと思いますが、これだけの費用があれば十分旅を楽しめるでしょう。
セミリタイア生活は資金管理が重要
会社からの給料がなくなるセミリタイア生活では資金管理が鍵を握ります。
そのため、旅をしながら生活するためにはメリハリをつけた生活が効果的でしょう。
例えば、旅行をしていない半年間は季節性のバイトなどで少し稼ぐとか、節約生活をする期間と割り切って行動するなどです。
少しでも労働収入があれば、その分生活は楽になります。もしくは豪華な旅行をすることができるかもしれません。
この辺りはご自身の価値観に照らし合わせて調整すればよいのです。
お金をかけずに旅ができるサービスも
最近はお金をかけずに旅ができるサービスもたくさんあります。
例えば、Airbnbを使えば、月10万円以下でも宿泊先を見つけられるでしょう。
あるいはホテルの一室で生活するようなスタイルを実現できるサービスもあります。
このように工夫次第で旅の費用を抑えることが可能です。
旅の費用として月20万円程度を仮定しましたが、この程度のお金があれば旅行できる場所はたくさんあるのです。
まとめ
本記事ではセミリタイアして旅をする生き方についてご紹介しました。
住む場所も自由、フルタイムで働く必要はない、時間的に余裕があるのがセミリタイア生活の特権です。
旅をすることで色々な経験ができるし、単調なセミリタイア生活に変化を与えることができます。
セミリタイアしたら旅をしながら生活してみてはいかがでしょうか?
以上、ご参考になれば幸いです。