セミリタイアして失敗したという話をよく聞きませんか?
セミリタイアやFIRE(経済的自立と早期退職)がブームになる中、当然ながら早期退職して失敗したという声も多く聞かれます。
本記事ではセミリタイアにおける成功とは一体何なのかというテーマについて考察していきます。
セミリタイアにおける成功とはなにか?
セミリタイアを検討している方につきまとうのが、セミリタイアで失敗するのではないかという恐怖です。
最近はFIRE(経済的自立と早期退職)という言葉が一般化しつつあります。若くして経済的な自立を目指し、定年を待たずとも仕事を辞めて自由に生活する生き方です。
しかし、FIREを取り上げる多くのニュースサイトでは、FIREのデメリットや失敗について多く発信されています。
FIRE/セミリタイアを目指す方の中にはこれらの情報を目にして不安になってしまう方もいるでしょう。例えば、以下のような失敗例です。
セミリタイアで失敗と言われる事例
- セミリタイア生活が退屈で結局仕事に復帰した。
- リタイア後に地方へ移住したが生活が合わなかった。
- 人と接する機会が減ってつらい。
このようなことを例に挙げて、やはり働き続けるのが正しいという結論になることが多いです。
しかし、だからと言って嫌な仕事を延々と続けてさえいればよいのでしょうか?これでは自分の人生を何も変えることはできません。
セミリタイアに成功や失敗はない
セミリタイアにおける成功/失敗はその人の考え方次第です。
セミリタイアしてやっぱり仕事をしたいと感じたこと、あるいは地方移住が合わなかったことは失敗なのでしょうか?
私は違うと思っています。これらはすべて発見だと思うのです。
仕事をしたいと思うことは、その人にとっては仕事が人生の大きなウエートを占めていることを意味します。嫌だと思っていたけど、実は仕事に好きな部分があったのです。
地方移住が合わなかったことは、自分は田舎よりも都市で生活するのが好きだと気づくことです。
セミリタイアしたことによって、新しいことを発見できたと考えるべきです。
人生はすべてが経験
私は高校中退投資家というペンネームの通り、高校を中退しています。
多くの方は高校を中退したことを失敗と捉えるかもしれませんが、個人的にはこれはこれで人生における一つの経験だったと考えています。
高校を辞めてから色々と考え、「やっぱり勉強しておこう」、「大学までは出ておこう」という考えになりました。そこからは高校に通っていた時よりも必死に勉強をしました。その結果として国立大学に合格することができました。
もし高校を辞めていなかったら、なんとなく勉強をしていたでしょう。おそらく国立大学には合格できなかったと思います。
うまくいかなかったら軌道修正すればよい
「セミリタイアした後にやっぱり仕事をしたいと思ったらどうすればよいのでしょうか?」
答えは簡単でまた働けばよいのです。資産は十分あるわけですから、給料にこだわる必要なんてありません。
自分のペースで仕事ができるだろうし、やりたい仕事がなければ起業したってよいでしょう。
「田舎暮らしがうまくいかなかった場合はどうすればよいでしょうか?」
東京や大阪などの都市圏にまた住めばよいです。いくらでも賃貸物件はあるし、少し都心から離れたエリアならかなり安い家賃で住めます。田舎にはたまに旅行で遊びに行けばよいのです。
「社会とのつながりに不安を感じたらどうすればよいでしょうか?」
簡単なアルバイトをしてもよいだろうし、ボランティアを始めたってよいです。
また、コロナの影響で臨時のアルバイトが大量に募集されました。緊急事態に人助けをするだけでも一種の社会貢献になりえます。
セミリタイア生活を送る人間だからこそ、こういったときに手を挙げることができるのです。
まとめ
セミリタイアには成功も失敗もないと言うのが私の意見です。
セミリタイアはあくまでも人生における1つの選択肢です。セミリタイアすることで、その後の人生をより良くしていくことが重要なのです。
セミリタイアできる経済力があれば、働かなくても生きていける自由が手に入ります。セミリタイアすることで今抱えている不満を解消することができるのですから、きっと目指す価値があります。
セミリタイアしてから違う考え方になったのなら、適宜修正しながら自分に最適な生き方を模索していけばよいのです。
以上、ご参考になれば幸いです。