投資・資産形成

米国ETF週間売買ランキングを考察(2025年4月)

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こんにちは、TOSHI(@dropoutinvestor)です!

本記事ではネット証券大手のSBI証券と楽天証券の米国ETFランキング(2025年4月末時点)をご紹介します。

SBI証券と楽天証券のランキングの違いやランキング上位の商品について解説していきますので、ぜひ商品選定の参考にしていただければ幸いです。

なお、2025年3月末時点の米国ETFランキングは下記記事でご紹介していますので、興味のある方はこちらもご覧ください。

米国ETF週間売買ランキングを考察(2025年3月)
米国ETF週間売買ランキングを考察(2025年3月)本記事ではネット証券大手のSBI証券と楽天証券の米国ETFランキング(2025年3月末時点)をご紹介します。また、ランキング上位のEWGについて詳細をご紹介します。...

2025年4月の米国ETF週間売買ランキング

SBI証券と楽天証券の2025年4月末時点の週間売買ランキングは以下の通りです。

順位 SBI証券 楽天証券
1 Direxionデイリー半導体株ブル3倍ETF (SOXL) Direxionデイリー半導体株ブル3倍ETF (SOXL)
2 iシェアーズ 米国短期国債 ETF(SHV) Direxionデイリー半導体株ベア3倍ETF(SOXS)
3 インベスコ QQQ トラスト シリーズ1 ETF (QQQ) バンガード S&P 500 ETF (VOO)
4 Direxionデイリー半導体株ベア3倍ETF(SOXS) インベスコ QQQ トラスト シリーズ1 ETF (QQQ)
5 プロシェア ウルトラプロ QQQ ETF (TQQQ) プロシェア ウルトラプロ QQQ ETF (TQQQ)
6 バンガード S&P 500 ETF (VOO) グラナイトシェアーズ2倍ロングPLTRデイリーETF (PTIR)
7 SPDRゴールド ミニシェアーズ トラスト(GLDM) SPDR ゴールド・ミニシェアーズ・トラスト (GLDM)
8 DRX デイリー テスラ株 ブル 2倍 ETF (TSLL) シェアーズ MSCI ドイツ ETF (EWG)
9 Direxion デイリーS&P500ブル3倍 ETF(SPXL) バンガード・トータル・ストック・マーケットETF (VTI)
10 プロシェア ウルトラプロ ショート QQQ ETF (SQQQ) SPDR ゴールド・シェア (GLD)

出典:SBI証券HP及び楽天証券HPより作成SBI証券は4/28~5/2楽天証券は4/20~4/26の週間売買代金ランキング。

両ランキングにはSOXSやSOXLなど共通の銘柄が多くランクインしています。

また、最近の株価下落などが影響したのか、ゴールドへ投資するGLDMやGLDも上位へランクインしています。

SBI証券の2位には米国債へ投資するSHVがランクインしていますが、楽天証券には債券を投資対象にするETFは一つも入っていません。

また、楽天証券にドイツ株へ投資するEWGがランクインしているのが、両ランキングの違いの1つです。

ランキング上位の商品のご紹介

SPDR ゴールド・シェア (GLD)今月は楽天証券の10位にランクインしたGLDの概要をご紹介します。

  • SPDR ゴールド・シェア (GLD)

SPDR ゴールド・シェア (GLD)

SPDRゴールド・シェア (GLD)は、ゴールドへ投資する米国ETFです。

GLDは2004年に米国で初の金ETFとして誕生した銘柄で長期の運用実績があります。

また、2025年5月時点の円評価額は10兆円以上もある世界最大の金ETFです。

ゴールドの特徴はインフレに強く、また災害や政治的混乱などの非常事態でも価格が上昇する傾向にあります。

昨今の目まぐるしい世界情勢の変化を考えると、守りの資産としてゴールドへの投資を検討するのも選択肢に入ります。

なお、経費率は0.40%/年と少し高めである点には注意が必要です。

別の選択肢も

ゴールドへの投資を考えた場合、GLD以外の選択肢もあります。

それがGLDMと1326への投資です。

🔸 GLDM:SPDR ゴールド・ミニシェアーズ・トラスト

GLDMはGLDと比較してより少額の取引金額と経費率でゴールドへ投資ができる銘柄です。

経費率は0.10%/年でGLDの1/4と格安です。個人投資家が長期保有を前提に購入するのにも適しています。

純資産総額は約2兆円(2025年5月時点)とGLDに遠く及びませんが、十分な資産が運用されていると言えます。

米国ETFランキングでもSBI証券と楽天証券ともに7位に入っており、人気が高いことが分かります。

🔸 国内ETF(1326)

実はGLDは2008年に東京証券取引所にも上場しています。

国内ETFである1326なら、日本円で直接取引が可能です。

外国株式口座の開設も不要ですから、GLDではなく1326へ投資するという手も考えられるでしょう。

株価推移

GLDの株価推移を下図に示します。

GLDの株価推移(2025年4月時点)出典:Yahoo finance

2023年以降にGLDの株価が急激に上昇していることが分かります。

この数年で2倍近くまで株価が上昇しています。

リターン

次にGLDのリターンをご紹介します。

1年リターン:40.13%

3年リターン:16.58%

5年リターン:13.67%

10年リターン:9.68%

注:2025年3月末時点のリターン

直近1年のリターンが40%と非常に高いリターンを記録しています。

また、10年リターンでも10%程度と株式並みに高いリターンがあることが分かります。

ここまで高いリターンがありながら、ゴールドは株式とは異なった動きをします。

したがって、株式以外の投資先の1つとして検討しても面白いでしょう。

まとめ

本記事では2025年4月末のSBI証券と楽天証券の米国ETFランキングをご紹介しました。

また、楽天証券の10位にランクインしたGLDの概要をご紹介しました。

GLDは米国初でなおかつ世界最大の金ETFになります。

経費率は0.40%/年と少し高めですが、近年は高いリターンを出しています。

また、株式とは異なった動きをするので、ポートフォリオの分散にも適しています。

金投資を考えているのなら、GLDは是非とも検討したい銘柄の1つになるでしょう。

以上、ご参考になれば幸いです。

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