2023年9月の最新の分配金速報は以下の記事でご紹介しています。
高校中退投資家Toshiは、主にVT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)という商品へ投資しています。
VTは世界中の約8,000銘柄へ投資ができ、これ一本で世界中の株式を保有することができます。日本人投資家の間で非常に人気のファンドです。
VTは基本的に年4回(3月、6月、9月、12月)の配当を出しますが、先日2020年12月の配当金がバンガード社より公表されました。
本記事ではVTの2020年12月の配当金をお伝えすると共に、過去の配当金の推移とも比較していきたいと思います。
コロナ禍の影響で、VTの配当は前年を大きく下回っています。2020年12月の配当金はどうだったでしょうか。
VTの特徴
- 約8,000銘柄で構成
- VTだけで世界中の株式を保有可能
- 投資対象は50%以上がアメリカ
VTの2020年12月の配当金
VTの2020年12月の配当金は、「0.5524ドル/株」でした。
前年同時期である2019年12月の配当金との比較では、10%近い減配です。3月、6月、9月に続いての減配で、年間配当金も昨年度を大きく下回りました。配当金を狙う商品ではありませんが、2020年は残念な結果に終わりました。
過去の配当金との比較
下図に年間あたりの配当金の推移を示します。ここ数年は順調に増配していましたが、2020年はガクッと下がり、1.5354ドル/株でした。
過去最高を記録した2019年が1.8775ドル/株ですから、前年との比較では約18%の減配です。
また、2020年12月の配当金の結果を反映させた各月の配当金推移を示します。
上述した通り、2020年は全ての月において前年よりも減配という結果になりました。特に3月と6月の配当金が大きな減配でした。
一方で、減配があったとはいえ、2020年の年間配当金は2017年と同程度です。経済の悪化と比較して、配当金の減配はそこまで大きくないとも考えられるのではないでしょうか。
所感
2020年12月のVTの配当金は、昨年度との比較で減配でした。年間の配当金においても2019年を大きく下回る結果です。
ワクチン関連のニュースが出てきてはいますが、しばらくはこの状況が続きそうです。2021年の配当金も今年と同程度になる可能性を想定しておかなければいけません。
別記事でご紹介した米国高配当株ETFのVYMは、コロナ禍にもかかわらず増配を記録しています。VTは資産を増大させる観点からは優れているものの、配当金としてはやはり物足りない商品ですね。
今後もインデックス投資と高配当株投資の二刀流で配当金生活を目指していきたいと思います。
以上ご参考になれば幸いです。
商品の詳細は下記記事でもご紹介しています。