最新の2024年6月の分配金は以下の記事でご紹介しています。
VYM(バンガード・米国高配当株式ETF)を保有されている方は分配金の受け取りを楽しみに待っているでしょう。
VYMからは年4回(3月、6月、9月、12月)配当を受け取ることができますが、ついに2022年9月の分配金が公表されました。
本記事ではVYMの2022年9月の分配金を速報でお伝えするとともに、過去の分配金推移についても考察していきます。
2022年9月の分配金は前年同時期との比較で微増という結果になりました。
VYMの特徴
- 米国の高配当銘柄約440社へ幅広く分散が可能
- 配当利回りは3%程度
- 配当だけでなく値上り益も狙えるバランスが取れたETF
VYMの2022年9月の配当金
2022年9月のVYMの分配金は「0.76720ドル/株」でした。
2021年9月の分配金が「0.74880ドル/株」でしたので、前年同時期との比較で約2.5%の微増でした。
過去の配当金との比較
VYMの過去の年間配当金の推移を下図に示します。
リーマン・ショックの影響で2009年〜2010年は2年連続で減配でしたが、それ以降はコロナショック以降も含めて11年連続で増配をキープしています。
次に2022年9月の分配金を反映させた各月ベースでの分配金推移を示します。
注:分配金の単位はドル/株。
これで3月、6月、9月と前年同時期との比較で3期連続での増配となりました。2021年の年間配当金は過去最高を記録しましたが、2022年も引き続き増配の可能性が出てきました。
2022年の株価推移
次にVYMの年始からの株価推移をご紹介します。
年始1月3日の株価は112.64ドル/株、9月16日時点の株価は103.39ドル/株です。6月時点の株価よりは上昇しましたが、それでも年始の株価よりは低い状態が続いています。
配当利回り
2022年9月16日時点の株価を基に計算した配当利回りを以下に示します。
① 2021年の年間配当金を基準にした場合
3.0961ドル/株÷103.39ドル/株→約2.99%
② 2021年12月〜2022年9月の分配金を基準にした場合
3.2159ドル/株÷103.39ドル/株→約3.11%
2021年の年間分配金を基準にした場合、利回りは3%を切っています。高配当株ETFとしては物足りない水準です。
まとめ
VYMの2022年9月の分配金は昨年同時期との比較で微増となりました。
3月、6月、9月と昨年同時期との比較で増配しており、過去最高を記録した2021年の年間配当金を超える勢いです。
VYMは2011年以降増配を続けており、安定感抜群の米国高配当株ETFです。VYMを投資対象の1つとして検討してみてはいかがでしょうか。
以上、ご参考になれば幸いです。