最新の2024年3月の分配金は以下の記事でご紹介しています。
米国高配当株ETFのVYM(バンガード・米国高配当株式ETF)をご存知でしょうか?
VYMは米国の約410もの高配当銘柄へ分散投資ができる優良商品です。米国だけでなく、日本の投資家の間でも非常に人気があります。
VYMは年4回(3月、6月、9月、12月)配当を出しますが、ついに2021年6月の配当金が公表されました。
そこで本記事ではVYMの2021年6月の配当金を速報でお伝えするとともに、過去の配当金とも比較していきます。
2021年3月の配当金は過去の同時期で最高値を更新しました。2021年6月もこの流れに続くことはできるでしょうか?
VYMの特徴
- 米国の高配当銘柄約410社へ幅広く分散可能
- 配当利回りは3%程度
- 高配当株ETFでありながら値上がり益も狙える商品
VYMの2021年6月の配当金
2021年6月のVYMの配当金は、「0.7523ドル/株」でした。
2020年同時期が「0.8368ドル/株」ですから、残念ながら約10%の減配となってしまいました。
過去の配当金との比較
過去の年間配当金の推移を下図に示します。VYMはコロナの影響があった2020年も増配しており、2011年以降連続増配をキープしています。
過去の増配の傾向を考えれば、2021年の年間配当金は3ドル/株超えを期待できるでしょう。
次に2021年6月の配当金を反映させた各月ベースでの配当金推移を確認してみましょう。
2020年6月と比較すると今回の配当金は減配となってしまいました。しかし、2020年6月に次ぐ高い配当金であり、決して悪い結果ではありません。
実際に3月と6月の合計配当金で考えると、2021年は2020年の合計配当金を超えています。過去最高の配当金をキープしている状態ですから、昨年を超える可能性は十分にあります。
2021年の株価推移
VYMの2021年の株価推移を下図に示します。
年始1月4日の株価が90.40ドル/株、6月18日の株価が102.67ドル/株です。2021年の約半年で10ドル/株以上、約14%も株価が上昇しています。
出典:Yahoo finance
所感
2021年6月の配当金は昨年と比較すると約10%近い減配となってしまいました。しかし、好景気であった2019年6月を超えるレベルの配当金ですからあまり気にしていません。
3月と6月の合計で考えれば、過去最高の配当金をキープしています。コロナの状況を考えれば満足できる結果でしょう。また、2021年の年間配当金も3ドル/株以上が見えてきました。
VYMの株価は年始から10ドル/株以上も上昇しています。最近は少し株高な気もしますが、配当金と値上り益の両方が狙えるのはやはり魅力です。増配も期待できますので、配当金を増やしたい方は購入を検討するとよいでしょう。
以上ご参考になれば幸いです。
VYMの詳細は下記記事でもご紹介しております。