最新の2024年6月の分配金速報は下記記事でご紹介しています。
米国高配当株ETFとして有名なSPYD(SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF)からは、年4回(3月、6月、9月、12月)の分配金を受け取ることができます。
本記事ではつい先日公表されたばかりのSPYDの2023年9月の分配金を速報でご紹介します。
2023年9月の分配金は前年同時期と比較して約5%の増配という結果でした。
SPYDの特徴
- S&P500の中から配当利回りの高い上位約80銘柄へ投資
- 2023年9月時点で5%近い高い配当利回り
- コロナショックで40%以上の暴落
2023年9月のSPYDの配当金
SPYDの2023年9月の配当金は「0.440871ドル/株」でした。
2022年9月は0.418383ドル/株でしたので、前年同時期と比較して約5%の増配です。
なお、SPYDのPayable Date(配当金の支払い開始日)は9月20日です。
SBI証券では通常翌営業日に振り込みとなりますので、9月21日頃にみなさんの口座へ入金される見込みです。
過去の配当金との比較
SPYDの年間配当金の推移を下図に示します。
2022年のSPYDの年間配当金は前年を大きく上回り過去最高を記録しています。
次に2023年9月の分配金を反映させた四半期ごとの分配金推移を示します。
前年同時期との比較で増配であったものの、3月から9月の合計で考えると2022年を10%以上も下回っています。3月の減配が大きく影響している状況です。
年間の合計分配金が前年を超えるためには、12月に0.8ドル/株程度とかなり高い分配金である必要があります。2023年の増配はかなり厳しい状況になりました。
2023年の株価推移
次にSPYDの年始からの株価推移です。
年始1月3日の株価は39.69ドル/株でしたが、9月14日時点の株価は37.26ドル/株です。3月頃からはほぼ株価の変動はない状態が続いています。
配当利回り
2023年9月14日時点の株価を用いて分配金利回りを計算した結果は以下のとおりです。
① 2022年の分配金を基準にした場合
1.983341ドル/株÷37.26ドル/株→約5.32%
② 2022年12月〜2023年9月の分配金を基準にした場合
1.800934ドル/株÷37.26ドル/株→約4.83%
SPYDの魅力はやはり高い配当利回りにあります。2022年の年間分配金を使用すると5%以上、直近4回の分配金で計算しても4.8%と高い水準にあります。
まとめ
2023年9月のSPYDの配当金は前年同時期と比較して約5%の増配でした。
一方で、3月の大減配の影響もあり、3月〜9月の合計では前年を下回るペースです。12月に大幅な増配がない限り、昨年の年間分配金を上回ることはなくなりました。
しかし、それでもSPYDの分配金利回りは5%程度と高い水準をキープしています。分配金を多く受け取りたい方にとっては魅力的な銘柄の1つになるでしょう。
以上、ご参考になれば幸いです。
SPYDの詳細については下記記事でご紹介しています。