こんにちは、TOSHI(@dropoutinvestor)です!
本記事では米国の増配株へ投資するVIG(バンガード・米国増配株式ETF)の分配金についてご紹介します。
VIGは過去10年以上連続増配している米国企業を集めた銘柄です。世界最強の指数と言われるS&P500指数のリターンに負けず劣らずの結果を出しています。
VIGからは年4回(3月、6月、9月、12月)の分配金を受け取ることができますが、待ちに待った2025年6月の分配金が発表されました。
そこで本記事ではVIGの2025年6月の分配金を速報でお伝えするとともに、過去の分配金推移についてご紹介します。
2025年6月のVIGの分配金は前年同時期と比較して減配でした。
VIGの特徴
- 米国の10年以上連続増配企業へ投資
- 分配利回りは低いものの高い増配率が期待できる
- 大きな値上り益が狙える
VIGの2025年6月の分配金
2025年6月のVIGの分配金は「0.8712ドル/株」でした。
2024年6月の分配金は0.8992ドル/株でしたので、前年同時期と比較して3%程度の減配でした。
なお、VIGのPayable Date(配当金の支払い開始日)は7月2日です。
SBI証券や楽天証券では通常日本時間の翌営業日の振り込みになります。したがって、7月3日頃に皆さんの口座へ着金するでしょう。
過去の配当金との比較
VIGの過去の年間分配金の推移を示します。

VIGの年間分配金は綺麗な右肩上がりで増加していることが分かります。2024年も増配となったことで、11年連続での増配になりました。
VIGの特徴はその増配率の高さにあります。2007年から2024年までの増配率は8%/年を超えています。これは約9年で分配金が2倍以上に成長したことを意味します。
次に2025年6月の分配金を反映させた各月ベースでの分配金推移を示します。

注:分配金の単位はドル/株。
6月の分配金は減配だったものの、3月の大幅な増配のおかげで、3月〜6月の合計では前年を8%程度上回るペースです。
過去最高の年間分配金を記録した2024年を上回るペースですから、6月までは順調だと言えます。
2025年の株価推移
次にVIGの年始からの株価推移をご紹介します。

年始1月2日の株価は194.89ドル/株でしたが、6月26日時点の株価は203.55ドル/株です。
4月に株価は大きく下落しましたが、その後は順調に回復し、年始を超える水準まで回復しました。
配当利回り
2025年6月26日時点の株価を基に計算した配当利回りは以下の通りです。
VIGの分配金利回りは2%を切る水準です。
安定した増配が期待できるものの、分配金利回りでは最近話題のSCHDや高配当ETFに見劣りします。
まとめ
VIGの2025年6月の分配金は前年同時期との比較で減配でした。
一方で、3月〜6月の合計では2024年を8%程度上回っており、今年も年間分配金での増配が期待できそうです。
VIGは安定した増配が期待できる銘柄です。株価上昇を含めたトータルリターンでは高配当ETFを上回るリターンがあります。
特に投資期間を長く確保できる投資家にとっては、是非とも検討したい銘柄の1つになるでしょう。
以上、ご参考になれば幸いです。