成行注文と指値注文はどう使い分ければよいのか?
こんにちは、TOSHI(@dropoutinvestor)です!
投資初心者が株を購入するときに戸惑うことがあります。
それは「指値注文」と「成行注文」のどちらで注文すれば良いのかという点です。
特に投資を始めたばかりの頃は、「損をしたくない」、「間違ったやり方だったらどうしよう」という不安の気持ちが強いはずです。
そこで、本記事では指値注文と成行注文をどのように使い分ければ良いのか、著者の投資経験を基に解説していきます。
成行注文と指値注文とは?
株の注文を出すときは、「成行注文(なりゆきちゅうもん)」と「指値注文(さしねちゅうもん)」のどちらかを選択する必要があります。
最近はNISA(少額投資非課税制度)の登場もあり、投資信託の積立投資をされている方が増えていますが、投資信託ではこのような選択をする必要はありません。
そのため、株を購入する時になって、どちらを選べばよいのか不安に感じる方が出てくるのです。
成行注文と指値注文とはどんなもの?
そもそも成行注文と指値注文とはどのような注文方法なのでしょうか?
成行注文は、そのときの市場価格で購入する場合に使います。価格を指定しないので、基本的には約定(売買の成立)します。
一方で、指値注文の場合は、希望価格を指定して注文を出すので、状況によっては購入できません。
例えば、1,000円で購入希望を出しても、市場で1,010円までしか下がらなければ、約定することはありません。
したがって、指値は注文を出したからといって、購入できるか分からないのです。
成行注文と指値注文のメリット/デメリット
成行注文及び指値注文のメリットとデメリットを端的にまとめると以下のように整理できます。
安く購入できる可能性があるのなら、指値注文の方が都合が良いように思えます。
しかし、購入を希望する株の価格が、自分の指定した価格まで下がるかどうかなんて誰にも分かりません。
仮に株が右肩上がりで上がっていけば、その価格では一生購入できません。それなら、少しくらい高くても成行注文で購入しておけばよかったとなるのです。
著者の経験からも、「あとちょっと株価が下がっていれば購入できたのに」と悔しい思いを何度もしています。
成行と指値の使い分け
ここでは、著者が考える成行注文と指値注文の使い分けについてご紹介していきます。
結論として、指数への投資(インデックス投資)は基本的に成行注文、個別株投資は指値注文を活用するのがおすすめです。
成行注文を使うとき
投資初心者はほとんどのケースで成行注文だけで構いません。
そもそも、個人投資家の多くは、老後資金の準備などを目的に長期で株式運用に取り組んでいるはずです。
この際によく推奨されるのが、インデックス投資の長期積立です。
日経平均やニューヨークダウのような指数(インデックス)に連動する投資成果を目指す手法
S&P500や全世界株を投資対象にする指数は、長期で見れば右肩上がりで株価が上昇しています。
したがって、毎月のお給料の一部を投資に回してコツコツ購入していくのです。
インデックス投資では投資信託を活用することが一般的です。最近ではオルカン(eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー))などが人気があります。
しかし、例えば、「iシェアーズS&P500米国株ETF(1655)」や「MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信(2559)」などのETF(上場投資信託)では、株同様に指値または成行での注文を選択できます。
もしこのようなETFを購入するのなら、対象指数が将来上昇することを期待して、悩まずに成行注文するのがよいでしょう。
指値注文を使うとき
一方で、個別株の取引をするのであれば、指値注文を活用するのが良いでしょう。
個別株の値動きはETFなどに比較してダイナミックですから、安い価格で購入できるチャンスがあります。
また、企業の存続期間は20~30年程度と言われていますから、投資対象の企業が倒産することは普通にあり得ます。
ましてや右肩上がりで株価が上昇し続ける企業なんてまれでしょう。
そこで、個別株投資の場合は、基本的に暴落や株価が大きく下がったタイミングで購入するのがおすすめです。
その際に指値注文を活用するのです。
例えば、現在2,000円の株価の銘柄があったとします。この銘柄を1,800円で購入したいと思ったのであれば、1,800円で指値注文を出します。
この際に期間指定注文を活用するのが良いでしょう。例えば、大手ネット証券の楽天証券では、30営業日先まで期間を指定して注文を出すことができます。
注文を出した翌日に株価が上がってしまったとしても、何かの拍子で2週間後に1,800円まで下がるかもしれません。
上記のケースでは、期間指定で指値注文をしておけば、2週間後に勝手に約定するのです。
成行注文の積立設定を変更する手も
インデックス投資なら成行で、個別株投資ならば指値での取引を提案しました。
しかし、例えば、高配当株ETFのような銘柄はどうでしょうか?
著者はこのような銘柄の場合は基本的には成行注文しか使わずに、株価が大きく下がった場合は積立の株数を増やすようにしています。
ETFの購入では基本的に積立設定を活用しており、毎週1株を成行注文するような設定をしています。
暴落時には、そのほかの条件は変更せずに、購入株数を1株から2株などへ増やすような変更をしています。
成行と指値の使い分けは人それぞれ
ただし、成行注文と指値注文の使い方には正解がないのも事実です。
なぜなら、ご自身の置かれている状況や投資対象によって異なるからです。
例えば、もう十分な投資をしており、大暴落まで待てるケースはどうでしょうか?
無理に投資をする必要はありませんから、指値中心で気長に約定を待ってもよいでしょう。
また、指値注文で設定する希望価格は、ご自身の経験や分析などから設定しなければいけません。
これはそれなりの投資スキルが必要になります。
したがって、基本的には投資初心者としては、ETFのような銘柄へ成行注文をするのが良いでしょう。
インデックス投資で投資経験を詰みながら、徐々に自分の投資スタイルを確立していけば良いのです。
まとめ
本記事では著者が考える成行注文と指値注文の使い分けについて解説しました。
著者のやり方をまとめると以下の通りです。
著者は上記のような使い分けでやっていますが、もちろんみなさんが置かれている状況によって正解は変わります。
まずは成行注文を主体に活用しながら、徐々に自分のスタイルを確立していけばよいでしょう。
以上、ご参考になれば幸いです。
