単元未満株を活用した高配当株投資とは?
こんにちは、TOSHI(@dropoutinvestor)です!
SNSなどで単元未満株を活用してコツコツ高配当株を買い集めている方の投稿を見たことがありませんか?
「今日はNTT株を1株購入しました!」のような投稿をされているケースです。
実は著者もそのような単元未満株へ投資するスタイルでコツコツと高配当株を買い集めています。
一方で、そのような少額での投資には意味がないと言う方がいるのも事実です。
特に投資を始めたばかりの方にとっては、そのような投資手法を使って良いのか判断に迷ってしまうでしょう。
そこで本記事では単元未満株を活用した高配当株投資のメリットなどについて解説していきます。
単元未満株取引サービスとは?
日本の株式市場では、通常100株単位などの単元で取引をしなければいけません。
この「単元」が、株式市場で売買できる最小単位と決められているからです。
これを単元株制度と言います。
このため、株価が1,000円の銘柄を購入しようとすると、100株で10万円の最低購入資金が必要になります。
実は海外ではこのような制度は一般的ではありません。米国や欧州などは1株単位で取引ができるのです。
特に株価が高い銘柄は購入しづらいため、この制度を疑問視する投資家がいるのも事実です。
単元未満株でも取引ができる
そんな時に強い味方になるのが、単元未満株取引サービスです。
このサービスは、その名の通り単元未満株で取引ができる制度です。
最近ではSBI証券や楽天証券などの大手ネット証券を中心にこのようなサービスが提供されています。
SBI証券ではS株、楽天証券ではかぶミニなどの名前でサービスが展開されています。
この制度を活用することで、日本株でも海外のように1株単位で取引ができます。
単元未満株を活用して投資をするメリット
ここではそんな単元未満株取引サービスの魅力やメリットについてご紹介していきます。
① 少額で投資できる
最大のメリットは、少額から株を購入できる点です。
株価は銘柄によって大きく異なります。
例えば、ユニクロで有名なファーストリテイリングという会社があります。
この銘柄の株価は2026年2月時点で1株7万円程度です。
したがって、普通に100株を購入しようとすれば、700万円もの大金が必要になります。
投資資金が潤沢な方以外はそう簡単に出せる金額ではありません。
ユニクロは極端な例ですが、それでも通常は1つの銘柄を購入するのに数十万円程度が必要です。
月数十万円の一般的な収入の方にとっては高額に感じるでしょう。
② 多くの銘柄へ分散投資できる
一株数百円や数千円で取引ができますので、複数の銘柄へ分散投資がしやすいという利点があります。
特に個別株投資は保有銘柄の倒産リスクがあります。そのため、複数の銘柄へ広く分散した投資が必須です。
先ほどの例の通り、ユニクロを100株購入して700万円を投資していた場合、ユニクロに何かあれば資産は一気に大幅減になります。最悪のケースでは0円になってしまいます。
その点、単元未満株を活用すれば、少額ずつ複数の銘柄を保有できるので、分散投資がしやすくなります。
投資資金が少ない方でも数十銘柄を数万円ずつ保有するような買い方ができます。
③ モチベーションを維持しやすい
少額から取引できることで購入頻度が上げるため、モチベーションの維持に効果的です。
数百円や数千円での取引ができるため、極端な例では毎日のように購入も可能です。
そうすると、一歩ずつ着実に前へ進んでいることを実感できます。
これが1回の購入が数十万円では、毎月5万円の投資資金を確保したとしても、1つの銘柄を購入するのに数ヶ月以上かかってしまいます。
数ヶ月に1回の取引だけのケースと、月5回〜10回では取引頻度が全然違います。
このようなイベントを増やすことで前へ進んでいることを実感できるため、モチベーションの維持に非常に効果的です。
④ 投資の知識がつきやすい
様々な銘柄を保有することになるので、投資に関わる知識が蓄積していきます。
上述の通り、購入頻度が高いこと、そしてさまざまな銘柄を保有していくことになるので、投資の知識を得ることができます。
例えば、銘柄やその業界のこと、株の取引に関わるルールなどです。
それだけではありません。
買った途端に株価が下落するなんてことはよくあることです。
こういった株式投資の失敗を経験することも財産になります。少額投資でこのような経験をして投資に少しずつ慣れていけば、リスクを抑えた上で投資が上達していきます。
単元未満株で取引するデメリット
① 管理が大変になる
たくさんの銘柄へ分散投資できるのはメリットなものの、保有銘柄の管理が煩雑になる点は否めません。
単元未満株を活用すれば、特に数千円しか保有していない株を数十株、もしくは数百株保有することも可能です。
一方で、個別株の場合は業績次第で売却なども必要です。銘柄が多すぎると管理ができず、売買の適切なタイミングを逃してしまうことも考えられます。
特に投資初心者の方は銘柄の管理に手を焼く可能性があるのです。
② 手数料がかかる
単元未満株で取引する場合、手数料が割高であるケースがほとんどです。
手数料が無料のケースもありますが、実際にはスプレッドという実質的な負担がかかります。
つまり、手数料分が価格に織り込まれた株価で取引されるのです。
また、リアルタイムでの取引ができない点もデメリットです。
注文時の株価で約定するわけではないため、相場状況によっては想定よりも高い価格になるリスクがあります。
③ 株主優待がもらえない
株主優待を受け取れないというデメリットもあります。
例えば、株主優待が設定されている銘柄を30株だけ保有していたとします。
しかし、多くの銘柄は100株以上を優待の条件にしているため、このケースでは株主優待を受け取ることができません。
株主優待欲しさに100株まで買い集めてしまうと、結果として単元未満株を活用せずに最初から100株購入しておけばよかったということになりかねません。
高配当株投資との相性は抜群!
このような単元未満株取引サービスですが、高配当株投資への活用がおすすめです。
高配当株投資でよくあるのがなかなか希望の株価まで下がらないケースです。
このようなケースで購入を躊躇していると、株価は一気に上がってしまうものです。逆に焦って購入してしまうと、途端に株価が下がるケースだってあり得ます。
こういう時は、数回に分けて購入するなど時期を分散させ、買い時を逃さないようにするのも有効な戦略です。
購入できなかったとがっかりするケースや高値掴みして後悔するケースを防げます。
精神的にも相性が良い取引手法
何より気持ちとの付き合い方に大きなメリットがあります。
上述の通り、少しずつ購入できるので、一歩一歩前に進んでいることを感じることができます。
著者も単元未満株を活用して高配当株を買い集めていますが、楽しみながら投資に取り組むことができています。
「次は何の株を購入しようかな」と毎日のようにワクワクしているくらいです。
まとめ
本記事では高配当株投資との相性の良い単元未満株取引サービスのメリットやデメリットについてご紹介しました。
手数料面でのコストは多少発生するものの、単元未満株を活用した投資にはそれを補って余りあるメリットがあります。
また、単元未満株取引サービスは、気持ちとも向き合いやすい手法であるとも言えます。特に投資資金が少ない投資初心者が活用するのに適していると言えるでしょう。
最近は多くのネット証券でこのようなサービスが提供されていますから、ぜひ活用を検討してみてください。
以上、ご参考になれば幸いです。
