投資・資産形成

配当金生活実現のマイルストーンを設定しよう!

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株からの配当金で生計を立てる配当金生活に憧れている方も多いのではないでしょうか。

しかし、配当金生活実現の道のりは長く険しいものです。

配当金生活を目指して投資を始めても、多くの方は途中で脱落してしまいます。

そこで配当金生活の目標を達成するためにマイルストーンを設定して1つずつクリアしていくのがおすすめです。

ゲーム感覚で1つ1つ達成することはモチベーションの維持に効果的だからです。

本記事では著者が配当金生活実現のためにどんなマイルストーンを設定しているのかご紹介していきます。

配当金生活とは?

配当金生活_マイルストーン配当金生活とは株などから受け取る配当金で生活することを指します。

会社から受け取るお給料ではなく、働かなくても自動で振り込まれる配当金で生活するわけですから、多くの人にとって憧れの生活スタイルと言えるでしょう。

一方で、配当金生活を目指す上での大きな問題は、その実現が簡単ではないことです。

高配当と言われる株でも4%程度の配当利回りしかありません。年間400万円の生活費が欲しければ1億円の投資が必要になります。

宝くじを当てるなどの幸運がなければ、普通は数十年もの長い年月をかけて配当金生活を目指す必要があります。

その結果、配当金生活を目指して投資を始めたにも関わらず、達成できずに定年を迎えてしまったという事態にもなりかねません。

配当金生活を達成するためのマイルストーン

普通は数十年先のゴールに向かってひたすら行動し続けることはできません。

そこで配当金生活実現のためのマイルストーンを設定し、モチベーションを維持していくのが効果的です。

マイルストーンとは作業のタイムライン上にある特定の到達点(区切り)のことを言います。

簡単に言えば、中間目標のようなものです。

配当金生活の実現を最終ゴールとするならば、「月1万円の配当金」や「年間配当金30万円」などがマイルストーンの一例になるでしょう。

このマイルストーンを一つ一つ達成することで、いずれは配当金生活の実現まで到達することができるのです。

著者が設定しているマイルストーン

ここでは実際に著者が設定しているマイルストーンの事例をご紹介していきます。

著者の場合は配当金生活を実現するための目標として、年間120万円(月10万円)の配当金を設定しています。

このゴールへ到達する過程で1年から数年で達成できるマイルストーンを以下の通りいくつも設定しています。

① サブスク代の支払い

まず最初のマイルストーンは配当金で「サブスクやクレジレットカードの年会費を払える状態」を作ることです。

著者の場合はクレジットカードの年会費が1万円程度、アマゾンプライムなどのサブスク代などを加えて年間3万円程度を設定していました。

年間3〜4万円の配当金であれば、100万円程度の高配当株を保有すれば達成することが可能です。

投資を始めた頃はこのレベルに到達することをまず目標としていました。

このレベルのマイルストーンであれば、人によっては1年程度でも十分達成できるでしょう。

② 水道光熱費の支払い

次のマイルストーンは「水道光熱費を支払える状態」です。

一人暮らしでワンルームの賃貸物件に住んでいることもあり、水道光熱費は全て合わせて月1万円弱です。

したがって、マイルストーンとして設定したのは年間10万円の配当金でした。

10万円であれば300万円~400万円程度を高配当株へ投資すれば達成できます。

①のマイルストーンを達成してから数年程度で到達できるレベルでしょう。

③ 食費の支払い

その次が「食費を配当金で支払える状態」です。

家族構成にもよりますが、食費は月2~3万円程度という方が多いのではないでしょうか。

著者の場合も大体月3万円弱であったため、年間30万円の配当金を1つの区切りにしていました。

これだけの配当金を得ようとすれば、1,000万円程度の投資が必要になります。

②のマイルストーンよりは大幅に投資額を増やす必要があり難易度が上がります。それでも増配や追加投資で②の達成から数年で到達できる方もいるでしょう。

④ 家賃の支払い

そして、次に目指したのが「配当金で家賃が支払える状態」です。

著者の場合は首都圏のワンルームで6万円程度の家賃ですが、配当金生活に突入後は地方移住も想定して月5万円程度、年間60万円を一つの目安にしていました。

このレベルの配当金を達成するためには③のマイルストーンの達成から追加で1,000万円近い投資が必要になります。

しかし、③のレベルまで到達していれば、ある程度の投資スタイルが確立されているはずです。

受け取った配当金の再投資もできますので、これも③の達成から数年程度で到達できるでしょう。

⑤ 固定費の支払い

次に目指したのが「配当金で固定費を全て支払える状態」です。

これは家賃、水道光熱費、通信費などが該当します。

著者の場合は月7万円~8万円程度で、年間配当金では90万円前後になります。

ここまで達成できればあとは食費や交際費などを稼げば生活できる状態になります。

会社員として働き続けるか、会社を辞めてセミリタイアするか真剣に検討し始める頃です。

⑥ 基礎生活費の支払い

そして次のマイルストーンとして「基礎生活費全てを支払える状態」を設定しています。

基礎生活費とは、食費、家賃、水道光熱費、通信費などの基礎的な支出の全てを指します。

著者の場合は大体月10万円程度です。

これだけの生活費を配当金でカバーすることができれば、あとは遊ぶ分や贅沢したい分だけを稼げばよいことになります。

節約生活ができるのであれば配当金だけで生活することも可能です。

後はどこまで働いて配当金を増やしていくかという状態になります。

1つ1つマイルストーンを達成していこう

マイルストーンの設定する際のコツは以下2点です。

  • 1年〜数年程度で達成できるもの
  • ご自身の生活費に置き換える

先にご紹介した通り、私の場合はいくつも小さなマイルストーンを設定しています。

自分が投資できる金額などから考えて1年~2年程度で達成できるかできないくらいのマイルストーンを設定しているので、モチベーションを維持して投資を継続できます。

また、こうすることで自分がゴールに着実に近づいていることも実感できます。達成に5年や10年かかるマイルストーンでは途中で挫折してしまうものです。

また、「配当金X万円」というマイルストーンよりは、どこまでご自身の生活費をカバーできるのかも一緒に整理するのがよいでしょう。

そうすることでご自身にとって独自のマイルストーンになります。

配当金生活を目指すには?

配当金生活を目指すのなら基本的には高配当株を購入していくことになります。

特に初心者の方は個別株よりは複数の銘柄へ分散投資ができる高配当株ETFを活用するのがよいでしょう。

例えば、米国の高配当株ETFであれば毎年のように増配していますのでおすすめです。

VYMで配当金生活を目指す理由とは?高校中退投資家TOSHIは最近VYM(バンガード・米国高配当株式ETF)という銘柄への投資に力を入れています。本記事ではこのVYMへの投資でセミリタイアや配当金生活を目指している理由と、配当金生活を達成するために必要な投資額をご紹介していきます。VYMへの投資を検討されている方は必見です。...

また、以下の記事では月20万円の配当金を目指した投資についてまとめています。

配当金生活_月20万円
月20万円の配当金生活を目指すには?月20万円の配当金生活と聞くとどのように感じますか? 働かずともお金が入ってくる「配当金」での生活にあこがれている方も多いでしょう。 しかし、配当金生活はリスクが高いと考えていたり、自分には目指すことができないと感じているかもしれません。本記事では配当金生活が一体どのようなものかを説明するとともに月20万円の配当金生活の実現に向けてどうすればよいのか解説でしていきます。...

まとめ

本記事では配当金生活を目指すためのマイルストーンの設定について解説しました。

配当金生活を目指すのなら長い年月が必要です。数十年先のゴールに向かって行動し続けるのは非常に根気がいる作業です。

そこで、数年で達成できる中間目標(マイルストーン)をいくつも設定してゲーム感覚で達成していくのがモチベーションの維持に効果的です。

マイルストーンを設定すればゴールに近づいていることを毎年実感できますし、楽しんで高い目標に向かって行動できるはずです。

本記事を参考に皆さんにあったマイルストーンを設定してみてはいかがでしょうか。

以上、ご参考になれば幸いです。

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