投資・資産形成

VYMで配当金生活を目指す理由とは?

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

こんにちは、TOSHI(@dropoutinvestor)です!

著者は主にVYM(バンガード・米国高配当株式ETF)という銘柄へ投資して配当金生活を目指しています。

NISA 米国高配当株ETF 2023年
【2023年】一般NISAでの米国高配当株ETFの購入実績!NISA(少額投資非課税制度)をご存知でしょうか? NISAは投資をする際に発生する税金を納めなくてよい優遇制度です。現行のNISAでは「一般NISA」と「つみたてNISA」のどちらかを選択して利用することになりますが、高校中退投資家TOSHIは「一般NISA」を活用しています。2023年に入って約2ヶ月で一般NISAの非課税枠である120万円の購入が完了しました。そこで、本記事では高校中退投資家TOSHIの一般NISAの活用実績についてご紹介していきます。...

本記事ではこのVYMへの投資でセミリタイアや配当金生活を目指している理由、そして配当金生活を達成するために必要な投資額について解説していきます。

VYMで配当金生活は可能なのか?

VYMは米国の配当利回りが高い400銘柄以上へバランスよく投資できる銘柄です。

本銘柄は世界中の投資家が購入している人気商品で、純資産総額は7兆円程度(2023年12月末時点)もあります。

このVYMの魅力について、まずは過去のパフォーマンスをご紹介していきます。

株価はどの程度上昇してきたのか?

VYMの株価推移のグラフを示します。VYMはリーマンショックやコロナショックで株価が下落したものの、基本的には右肩上がりで株価は上昇しています。

VYM_株価推移_2023年出典:Yahoo Finance

2006年11月10日に上場してから2023年11月10日までの17年間でどの程度株価が上昇したのか確認してみましょう。

設定当初株価:50ドル/株

17年後の株価:102.65ドル/株

年率リターン:約6%/年

分配金を抜きにした株価の上昇だけでも約6%/年のリターンがあります。この17年の間に株価は倍以上へと成長しました。

分配金はどの程度もらえるのか?

次に分配金の推移を確認していきましょう。

以下のグラフに示す通り、VYMの分配金は年々増加しています。

VYM_年間分配金推移_2023年12月リーマンショック以降に減配になった時期もありましたが、それ以降は右肩上がりで増配しています。この期間にはコロナショックの時期も含まれます。

2007年から2023年までの年間分配金で増配率を計算すると以下の通りです。

VYMの増配率:約6%/年

増配率が年率6%というのは非常に高い数値です。今後この傾向が続くと仮定すると、12年後には現在の倍、19年後には現在の3倍まで分配金が増大することになるからです。

また、VYMはコロナショックで減配していない点も心強いでしょう。よほどのことがない限り増配が期待できる銘柄です。

配当金生活を目指すのに必要な投資額は?

それではVYMへの投資で配当金生活を達成するにはどの程度の投資資金が必要なのでしょうか?

総務省統計局の家計調査のデータによれば、単身世帯の月の生活費は15万円程度だと言われています。年間に換算すれば180万円です。

この生活費を分配金で賄うために必要な投資資金は以下の通りです。

2023年12月末時点の株価:111.63ドル/株

必要株数:3,450株

受け取る分配金:約12,000ドル(180万円)

必要投資額:57,768,525円

注:分配金は2023年の年間分配金を使用し、為替は150円/ドルと仮定し計算。

VYMで配当金生活を送るためには6,000万円近い投資資金が必要になります。しかも分配金には税金がかかるわけですから、実際にはもっと投資額が必要です。

コツコツ投資していくならどうか?

普通の方はいきなり6,000万円もの大金を準備することはできません。

多くの方は毎月の給料の中から一部を投資にまわして配当金生活を目指していくことになるでしょう。

VYMへ投資しながら6,000万円の資産まで到達するのに必要な年月を下表に示します。

投資額 必要年月 投資額 必要年月
3万円 41年 9万円 25年
4万円 36年 10万円 24年
5万円 33年 11万円 22年
6万円 30年 12万円 21年
7万円 28年 13万円 20年
8万円 27年 14万円 20年

注:VYMの年率リターン6%/年とした場合

月10万円以上の投資をした場合でも約20年もの年月がかかります。

ただし、毎年受け取る分配金を再投資すればもう少し投資期間を短縮することは可能でしょう。

VYMで配当金生活を目指している理由!

月10万円以上の投資を20年なんて気が遠くなりそうですよね。

しかし、著者はVYMへ月10万円以上の投資を続けていきます。

理由は「VYMで配当金生活ができるレベルまで到達すれば、よほどのことがない限り配当金生活に失敗することはない」と考えるからです。

分配金を毎年使い切っても、VYMの株価上昇(6%/年)で資産は増え続けます。

また、分配金は高い増配により毎年のように増えていくので、生活は年々楽になっていきます。

つまり、資産と分配金が増え続けるサイクルを構築することができるのです。

よくVTIやVOOなどの方がトータルリターンが大きいとの意見があります。

しかし、配当利回りはVYMよりも低いため、分配金だけで生活するには1億円程度もの投資資金が必要になります。独身である著者にとってはそこまでの資産は必要ありません。

VTI 配当金生活
VTIへの投資だけで配当金生活はできるのか?投資を始めると配当金だけで生活する「配当金生活」に憧れを持つ方も少なくないでしょう。インデックス投資で根強い人気を誇る銘柄の1つにVTI(バンガード・トータル・ストック・マーケット)があります。本記事ではこのVTIへの投資(インデックス投資)だけで配当金生活を実現することができるのか解説していきます。よほどの財力がない限り、VTIへの投資だけでは配当金生活を目指せないでしょう。...

VYMは分配金も株価上昇もバランスが取れています。小金持ちでひっそりと配当金生活を送るのであればぴったりの商品であると言えるでしょう。

まとめ

本記事ではVYMで配当金生活を目指す理由について解説しました。

VYMでの配当金生活は月10万円近い投資を継続できるのであれば十分に実現できるでしょう。

VYMは株価の上昇も増配も期待できる優れた銘柄です。VYMの分配金のみで最低限の生活資金を準備できる状態になれば、後は年々生活が楽になっていきます。

もちろん、株価上昇や増配率は過去のデータでしかありません。しかし、世界経済の中心である米国の高配当株への投資です。将来的に多少のリターンの低下は考えられるものの、これからも十分期待できるでしょう。

以上、ご参考になれば幸いです。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA