投資・資産形成

VYMで配当金生活を目指す理由とは?

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高校中退投資家Toshiは最近VYM(バンガード・米国高配当株式ETF)という銘柄へ投資しています。

【2022年】一般NISAでの米国高配当ETF購入実績!こんにちは、高校中退投資家Toshiです! 高校中退投資家は「一般NISA」を活用して投資をしており、主に米国高配当株ETFを毎年購入しています。2022年に入って約3ヶ月が経過したわけですが、すでに一般NISAの非課税枠である120万円の購入が完了しました。そこで、本記事では高校中退投資家Toshiの一般NISAの活用実績についてご紹介していきます。一般NISAの活用を検討されている方は必見です。...

本記事ではこのVYMへの投資でセミリタイアや配当金生活を目指している理由と、配当金生活を達成するために必要な投資額をご紹介していきます。

VYMで配当金生活は可能なのか?

VYMは米国の利回りが高い400銘柄以上へバランスよく投資できる商品です。

非常に人気のある商品で、純資産総額は5兆円(2022年2月末時点)を超えています。世界中の投資家が購入している人気商品と言えるでしょう。

このVYMの魅力についてまずは過去のパフォーマンスをご紹介していきます。

株価はどの程度上昇してきたのか?

VYMの株価推移のグラフを示します。VYMはリーマンショックで株価が下落したものの、それ以降は右肩上がりで株価が上昇しています

VYM2022年3月末株価推移出典:Yahoo Finance

2006年11月10日に商品が誕生してから2021年11月10日までの15年間でどの程度株価が上昇したのか確認してみましょう。

設定当初株価:50ドル/株

15年後の株価:110.23ドル/株

年率リターン:約8%/年

分配金を抜きにした株価の上昇だけでも約8%/年ものリターンがあります。この15年の間に株価は倍以上へと成長しています。

分配金はどの程度もらえるのか?

次に分配金の推移を確認していきましょう。

以下のグラフに示す通り、VYMの分配金は年々増加しています。

VVYMの年間配当金推移

リーマンショック以降に減配になった時期もありましたが、それ以降は右肩上がりで増配しています。2007年から2021年までの年間分配金で増配率を計算すると以下の通りです。

VYMの増配率:約6%/年

年率6%の増配率というのは実は非常に大きいです。今後この傾向が続くと仮定すると、12年後には現在の倍、19年後には現在の3倍まで分配金が増大することになるからです。

また、VYMはコロナショックで減配していない点も心強いでしょう。よほどのことがない限り増配を期待できる銘柄です。

配当金生活を目指すのに必要な投資額は?

それでは、このような高いリターンを誇るVYMへの投資で配当金生活を達成するにはどの程度の投資資金が必要なのでしょうか?

総務省統計局の家計調査のデータによれば、単身世帯の月の生活費は15万円程度だと言われています。年間に換算すれば180万円ですが、この生活費を分配金で賄うために必要な投資資金は以下の通りです。

2022年3月末時点の株価:112.25ドル/株

必要株数:4,845株

受け取る分配金:15,000ドル(180万円)

必要投資額:65,262,150円

注:分配金は2021年の年間分配金を使用し、為替は120円/ドルと仮定し計算。

VYMで配当金生活を送るためには6,500万円以上の投資資金が必要になります。しかも分配金には税金がかかるわけですから、実際にはもっと投資額が必要です。

コツコツ投資していくならどうか?

普通の方はいきなり6,500万円もの大金を準備することはできません。多くの方は毎月の給料の中から一部を投資にまわして配当金生活を目指していくことになるでしょう。

VYMに投資をしながら6,500万円の資産まで到達するにはどのくらいの年月がかかるの以下に示します。

投資額 必要年月 投資額 必要年月
3万円 35年 9万円 23年
4万円 31年 10万円 21年
5万円 29年 11万円 21年
6万円 27年 12万円 20年
7万円 25年 13万円 19年
8万円 24年 14万円 18年

注:VYMの年率リターン8%/年とした場合

月10万円以上の投資をした場合でも約20年の年月がかかります。ただし、毎年の分配金を再投資すれば、もう少し投資期間を短縮することは可能です。

VYMで配当金生活を目指している理由!

月10万円以上の投資を20年なんて気が遠くなりそうですよね。

しかし、高校中退投資家はVYMへ月10万円以上の投資を続けていきます。

理由は「VYMで配当金生活ができるまでに到達すれば、よほどのことがない限り配当金生活に失敗することはない」と考えるからです。

分配金を毎年使い切っても、VYMの株価は上昇するので資産は増え続けます。

また、分配金も増配により毎年のようにどんどん増えていくので、生活は年々楽になっていきます。

つまり、資産が増え続けるサイクルを構築することができるのです。

よくVTIやVOOなどの方がトータルリターンが大きいとの意見があります。しかし、配当利回りはVYMよりも低いため、分配金だけで生活するには1億円程度の投資が必要になります。独身である私にとってはそこまでの資産は入りません。

VYMは分配金も株価上昇もバランスが取れています。小金持ちでひっそりと配当金生活を送るのであればぴったしの商品であると言えるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

VYMは株価の上昇も増配も期待できる優れた銘柄です。VYMの配当金で最低限の生活資金を準備できる状態になれば、後は年々生活が楽になっていきます。

もちろん、株価上昇や増配率は過去のデータでしかありません。しかし、世界経済の中心である米国の高配当株への投資です。将来的に多少のリターンの低下は考えられるものの、これからも十分期待できるでしょう。

以上、ご参考になれば幸いです。

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