早期リタイアして海外で優雅に生活したいと思いませんか?
高校中退投資家Toshiは早期リタイアして、海外でのセミリタイア生活を目指しています。
一方で、理想と現実は大きく違います。実際に海外で生活すると日本にいたほうが良かったと思うかもしれません。また、準備を怠ったばかりに多大な時間と労力を割かなければいけない事態に陥るかもしれません。
そこで本記事では海外セミリタイアをする前にやっておくべきことをまとめました。
海外セミリタイアのための準備作業!
海外セミリタイアを実行する前にやっておくべきことを以下にまとめます。
一度海外に移住してしまうとそう簡単に撤退できませんから、十分に準備をして後悔のない海外セミリタイア生活を送りましょう。
海外セミリタイアする前にやっておくべきこと!
- セミリタイア候補地に長期滞在してみる
- 物価をチェックする
- 最低限の言語能力を習得
- 日本で稼ぐ手段を確保する
- 日本の体制を検討しておく
- 証券会社や銀行の検討
セミリタイア候補地に長期滞在してみる
まずやっておきたいのが、海外セミリタイアを考えている国に実際に行って、できる限り長く滞在することです。
都会が好きな人もいれば、田舎が好きな人もいます。同じように国によって生活スタイルや人の特徴が全然違いますから、その国との相性は必ずあります。
したがって、移住する前にその国が自分にあっているのかどうか確認すべきです。
短期の旅行ではその国の特徴を把握することはできません。例えば、1週間程度であれば現地の食事も楽しめたけど、数ヶ月滞在したらこの国の食事は合わないと思うかもしれません。
お試しで数ヶ月滞在することは、自分がその国に本当に住み続けることができるか判断する材料になります。
なお、できれば複数回違う季節に滞在するのがおすすめです。夏は過ごしやすいけど、冬は極寒で生活出来たもんじゃないという国もあるからです。
いずれにしてもその国との相性をチェックするために、セミリタイア候補地に数ヶ月単位で滞在してみることをおすすめします。
物価をチェックする

海外で生活する理由の1つに物価の安さを挙げる方も多いです。
私は海外旅行に何度も行きましたが、ホテルに滞在して観光地のレストランに行くだけでは正直その国の物価は分かりません。日本でもそうですが、観光地は現地の生活を反映した場所ではないからです。
そこでおすすめなのが、海外に行ったらスーパーや市場に行くことです。
現地の人たちがどんなものをどれくらいの価格で購入しているのか観察しましょう。また、キッチン付きの宿泊先に泊まれるのであれば、実際に自炊をしてみることです。そうすることで、調味料など見落としがちなものまで含めて金額を把握することができます。
スーパーは現地の人達の生活を観察するのに最適な場所です。現地へ行ったらぜひチェックしておくことをおすすめします。
最低限の言語能力を習得
海外セミリタイアを見据えて最低限の言語能力を習得しておきましょう。
国にもよりますがたいていの場合は英語を習得することで問題ありません。なお、流暢に話せるようになるまで海外へ行ってはいけないというわけではありません。
しかし、買い物や賃貸物件の契約など様々な場面で最低限の語学力は必要になります。また、特に病気にかかった際は医者とコミュニケーションが取れなければかなりつらい思いをするでしょう。
文章になっていなくても単語を並べることで何とか通じることが多々あります。語学が苦手な方は、日常生活に出てくる単語だけでも抑えておくべきです。
日本で稼ぐ手段を確保する
月数万円でもよいので、日本で稼ぐ手段を確保しておくと心強いです。
基本的には投資などの不労所得をベースに生活することを想定されている方がほとんどだと思います。
しかし、海外で生活するわけですから、当然ながら思うようにいかないことも多々あるでしょう。
そこで、一時帰国した際に短期のバイトをするとか、クラウドソーシングを利用して海外にいながら業務を請け負うなど稼ぐ手段を確保しておくのです。そのために、日本にいるうちに色々と経験しておくことがおすすめです。
何も月10万円以上など高いハードルを設定する必要はありません。月1~2万円でもよいからいざとなったら稼げる手段を確保しておけば、生存率が大きく上がります。
日本の体制を考えておく
海外に移住する際にすべての荷物を海外に持っていくことはできません。
また、海外へ移住しても現地での生活が合わずにすぐに日本へ戻ってくるかもしれません。
実は海外セミリタイア中の日本での体制を整備しておくことは非常に重要です。家族がいるのであれば、実家に荷物を置かせてもらうなどの対策を取ることができます。もしそうでないのなら、トランクルームを契約するなどを検討しなければいけません。
あるいは、海外セミリタイアと言っても、完全移住ではなく日本に住所を置きながら海外を転々とするような生き方もあり得るでしょう。
この場合は、以前ご紹介したポケットレジデンスなども選択肢の1つになりえます。

海外移住して日本の「非居住者」になるということは実はかなり大きなことです。どういう体制で海外へ行くのかを検討しておく必要があるでしょう。
証券会社/銀行の検討
投資をされているのなら、証券会社や銀行には要注意です。
日本から海外へ移住する場合、ほぼすべての証券会社や銀行で口座を閉鎖するように指示されます。
以下記事でもご紹介したように、証券口座は維持できたとしても制限がかかり追加投資ができないことがほとんどです。

したがって、海外に移住するのなら、基本的に日本の証券会社では投資ができないと考えるべきです。
移住する際に資産をその国に移すか、シンガポールや香港のような非居住者でも口座開設ができる銀行や証券会社で口座開設しておくなどの対策が必要になります。
特に資産が大きい方であればかなり面倒な手続きになるでしょう。加えて配当金や売却益に係る税金は国によって違います。
投資の収益をベースに海外セミリタイアをするつもりなら、各国の税制についても確認しておく必要があるのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
海外でセミリタイア生活を送るためには事前に様々な準備をしておくことが望ましいです。
特に日本から住所を抜いて完全に海外へ移住する場合は様々な手続きが発生します。移住して後悔しないように、まずは数ヶ月のトライアルを繰り返していくことがおすすめです。
国によっては観光ビザで3ヶ月程度滞在することが可能な場合もあります。まずはそういった国に長期滞在することから始めてみてはいかがでしょうか?
以上、ご参考になれば幸いです。