最新の2024年10月の配当金速報は以下の記事でご紹介しています。
高校中退投資家Toshiは、主に米国の高配当株ETF(HDV、SPYD、VYM)へ投資しています。一方で、税制面では配当控除が使える日本株のほうが大きなメリットがあります。
日本の高配当株ETFで高い配当利回りが期待できるのが、「日経高配当株50ETF(1489)」です。最近の株高で若干利回りが落ちていますが、2021年3月末時点の配当利回りは約3.2%とそれなりにあります。
「日経高配当株50ETF」は年4回(1月、4月、7月、10月)配当を出しますが、2021年4月の配当金が公表されました。
本記事では「日経高配当株50ETF」の2021年4月の配当金をお伝えすると共に、過去の配当金の推移とも比較していきます。
日経高配当株ETF50の特徴
- 2021年3月末時点の配当利回りは約3.2%
- 2018年以降は株価が下降気味だったが2021年に回復
- 構成銘柄には景気敏感株が多い
2021年4月の「日経高配当株50ETF」の配当金
「日経高配当株50ETF」の2021年4月の配当金は「587円/株」でした。前年同時期(2020年4月)との比較では、約3%増とほぼ同じ金額です。
過去の配当金との比較
「日経高配当株50ETF」の2018年〜2020年の年間配当金の推移を下図に示します。
2020年はコロナの影響もあり、2019年と比較して約13.5%の減配でした。
次に2021年4月の配当金の結果を反映させた四半期ごとの配当金の推移を示します。
1月 | 4月 | 7月 | 10月 | 合計 | |
2017年 | – | 443円 | 62円 | 477円 | 981円 |
2018年 | 74円 | 558円 | 74円 | 544円 | 1,250円 |
2019年 | 90円 | 604円 | 73円 | 572円 | 1,339円 |
2020年 | 103円 | 569円 | 21円 | 465円 | 1,158円 |
2021年 | 105円 | 587円 | – | – | – |
出典:野村アセットマネジメントHPを参考に作成。2021年4月の分配金は、2021年4月5日時点の収益分配金見込額。
2020年との比較では、1月、4月ともに上回っています。1月と4月の合計では、過去一番配当金が多かった2019年とほぼ同じペースです。
このペースでいけば、2020年の配当金を超えることは間違いないでしょう。後は2019年の年間配当金にどこまで近づけるかと言ったところではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「日経高配当株50ETF」の4月の配当金は2020年の配当金を超えてきました。2021年の年間配当金は2020年を超える可能性が高くなってきました。
また、「日経高配当株50ETF」の株価がだいぶ上がってきています。配当利回りも下がっていますので、現時点での購入は慎重になったほうがよいでしょう。
以上、ご参考になれば幸いです。
「日経高配当株50ETF」の構成銘柄等の特徴は下記記事でご紹介しています。