給料の上がらない日本では投資をする必要性が年々高まっています。
多くの方が老後資金を始めとする「お金」に対して不安を抱いているでしょう。
一方で、投資が重要と言われても、「投資で失敗した人」の話をよく聞くのも事実です。全ての人が投資に成功できるわけではないし、実は投資をしない方が良い人もいるのです。
そこで本記事では投資をしない方が良い人は一体どんな人なのかというテーマで解説していきます。
本記事を読めば、投資が不要な人がどんな方か理解することができるでしょう。
投資をしない方がよい人ってどんな人?
最近は投資をしないことが大きなリスクになっています。
定期預金をしていれば数%もの利子がついた時代を生きた年配の方々からすれば考えられないかもしれません。しかし、世界における日本の経済的な地位は年々低下しており、人口減少も相まって日本市場は縮小していくばかりです。
したがって、投資を通じて海外資産を持つことが非常に大切なのです。
そんな現代日本において必須の投資ですが、中には手を出さない方が良い人がいるのも事実です。
例えば、以下のような方々が挙げられるでしょう。
投資をやめたほうが良い人!
- 借金がある人
- 急にお金を手に入れた人
- 使うステージにいる方
- 能力が高い人
借金がある人
借金がある人はまずは借金を返すことに注力すべきです。
借金の利息はめちゃくちゃ高いことで知られています。「利息制限法」という法律で上限が決められていますが、それでも10%以上の利率を適用することが可能です。
投資は増えたり減ったりしながら、時間をかけて徐々に増えていくものです。株価が下落すれば資産は一時的に減ってしまうわけですから、借金の返済を早めるどころか遅れてしまう可能性が高いです。投資なんかせずにまずは借金を返済することを考えるべきです。
もちろん中には不動産投資などで銀行から資金を借り入れている方がいるのも事実です。そういった上級者の方は別として、単純に借金がある方はまずは返済をして身軽になるべきです。
急にお金を手に入れた人
今まで投資をしてこなかったのに、急にお金が手に入った方は要注意です。
その代表格が定年退職して多額の退職金を手に入れた方です。
突然大金を手に入れ、しかも自由な時間が大幅に増えるわけですから、何かしたくて仕方なくなります。
そういった方はある程度の資産を持ってしまっているので、少額からコツコツ投資することができないのです。馴れない投資に手を出した結果、老後資金を全てなくしてしまったという話はよく聞くことです。
同じような例に宝くじに高額当選した人が挙げられます。宝くじの高額当選者のその後を追っていくとたいていは破産していることが分かります。
使うステージにいる方
年配の方、特に60代以上の方々は投資の必要性はあまりないでしょう。
60代以上は本来であれば老後のために蓄えた資産を使い始める方々です。これまで投資をずっとやった経験があり、運用しながら取り崩すのであれば分かります。
しかし、多くの方は60代や70代になって、突然「投資をしてみたいけどどうだろうか?」などと言い出すのです。私の両親も同じようなことを言っていました。
投資でお金を増やすステージではなく、お金を使っていくステージにいる方は無理に投資へ手を出してはいけません。資産形成は時間をかけて少しずつ増やしていくものだからです。
能力が高い人
十分な能力がある人も無理に投資にお金を回さなくてもよいでしょう。
なぜなら、そういった方々は稼ぐ能力が高いからです。稼ぐ能力を十分に伸ばせるのであれば、自分への投資(経験や時間短縮など)を積極的にしたほうが将来的に稼ぐ金額を増やすことができます。
一方で、万人がそのような高い能力を持っているわけではありません。普通の人、一般的な方は投資を積極的にやって他人に稼いでもらった方がよいというのが私の意見です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
現代日本において投資をすることは必須になりつつあります。
一方で、今回ご紹介したような方々は無理に投資をしなくてもよい方々です。投資で人生を狂わせてしまう人がいるのも事実ですから、特に年配の方はお気をつけください。
今回ご紹介した人達から外れる大半の方々は、投資を積極的にやった方が良い方です。自分の立ち位置をしっかり考え、若いうちから投資に励んでいきましょう。
以上、ご参考になれば幸いです。