投資・資産形成

米国ETF週間売買ランキングを考察(2022年12月)

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こんにちは、高校中退投資家TOSHIです!

本記事ではネット証券大手のSBI証券と楽天証券の米国ETFランキング(2022年12月末時点)をご紹介します。

SBI証券と楽天証券の人気米国ETFの違いやランキング上位の商品について解説しますので、商品選定の参考にしていただければ幸いです。

なお、2022年11月末時点の米国ETFランキングは下記記事でご紹介していますので、興味のある方はこちらもご覧ください。

米国ETF週間売買ランキングを考察(2022年11月)本記事ではネット証券大手のSBI証券と楽天証券の2022年11月の米国ETFランキングをご紹介します。また、ランキング上位のFMという米国ETFの詳細をご紹介します。米国ETFの購入を検討されている方、保有されている方は必見です。...

2022年12月の米国ETF週間売買ランキング

SBI証券と楽天証券の2022年12月末時点の週間売買ランキングは以下の通りです。

順位 SBI証券 楽天証券
1 Direxionデイリー半導体株ベア3倍ETF(SOXS) Direxionデイリー半導体株ベア3倍ETF(SOXS)
2 Direxionデイリー半導体株ブル3倍ETF (SOXL) Direxionデイリー半導体株ブル3倍ETF (SOXL)
3 バンガード トータルストックマーケットETF (VTI) バンガード トータルストックマーケットETF (VTI)
4 プロシェア ウルトラプロ ショート QQQ ETF (SQQQ) インベスコ QQQ トラスト シリーズ1 ETF (QQQ)
5 バンガード S&P 500 ETF (VOO) バンガード S&P 500 ETF (VOO)
6 バンガード トータル ワールド ストックETF (VT) Direxion デイリー S&P 500 ブル3倍 ETF (SPXL)
7 プロシェア ウルトラプロ QQQ ETF (TQQQ) Direxion デイリー 20年超米国債 ブル3倍 ETF (TMF)
8 Direxion デイリーS&P500ベア3倍 ETF (SPXS) Direxion デイリーS&P500ベア3倍 ETF (SPXS)
9 Direxionデイリーテック株ベア3倍ETF (TECS) Direxionデイリーテック株ベア3倍ETF (TECS)
10 Direxion 20年超米国債ベア3倍 ETF (TMV) バンガード トータル ワールド ストックETF (VT)

出典:SBI証券HP及び楽天証券HPより作成。SBI証券は12/19~12/23楽天証券は12/18~12/24の週間売買代金ランキング。

SBI証券と楽天証券の1位〜3位は同じ銘柄がランクインしています。1位と2位のSOXSとSOXLは半導体株のブル型・ベア型の商品です。

SBI証券と楽天証券では3つずつ異なる銘柄(赤字)がランクインしています。SBI証券の4位と7位には先月に続きQQQの3倍の値動きに連動するブル型・ベア型の商品がランクインしました。

ランキング上位の商品のご紹介

今月はSBI証券の7位にランクインしたTQQQをご紹介していきます。

  • プロシェア ウルトラプロ QQQ ETF (TQQQ)

プロシェア ウルトラプロ QQQ ETF (TQQQ)

「プロシェア ウルトラプロ QQQ ETF (TQQQ)」は、NASDAQ100指数の3倍の投資成果を目指すETFです。

NASDAQ100指数の定義は以下の通りです。

米国のナスダック市場に上場する銘柄の中で、金融を除いたうち、流動性が高く時価総額の大きい約100社で構成される株価指数

この指数にはアップルやマイクロソフトなどの情報技術系の世界的な企業が多数含まれています

また、3倍の投資成果を目指すETFであるため値動きが大きくなることには注意が必要です。以下に示す通り、3倍大きく動きますからリスクの高い商品と言えます。

NASDAQ100指数が上昇→3倍大きく上昇

NASDAQ100指数が上昇→3倍大きく下落

なお、経費率は0.86%と高めに設定されています。長期での保有はおすすめできない銘柄です。

投資銘柄

TQQQの投資銘柄トップトップ10を下表にまとめます。

Apple、Microsoft、Amazonなどの有名企業が上位に並んでいます。注目すべきなのは、上位銘柄の割合が高いことです。1位のAppleと2位のMicrosoftは10%を超えています。

順位 銘柄 構成比
1 Apple Inc. 13.30%
2 Microsoft Corp. 10.40%
3 Amazon.com Inc. 6.90%
4 Tesla Inc. 4.94%
5 Alphabet Inc. – Class C 3.55%
6 Alphabet Inc. – Class A 3.34%
7 Meta Plathorms Inc. – Class A 2.78%
8 NVIDIA Corp. 2.55%
9 PepsiCo Inc. 2.24%
10 Costco Wholesale Corp. 2.08%

注: 2022年9月30日時点の情報を基に作成

セクター別の割合

次にTQQQのセクター別の投資割合を下表にまとめます。

トップは情報技術で構成比の約半分を占めます。一般消費財と通信サービスも15%前後とそれなりに高い割合です。

順位 セクター 構成比
1 情報技術 48.97%
2 一般消費財 17.08%
3 通信サービス 15.83%
4 生活必需品 6.70%
5 ヘルスケア 6.56%

注: 2022年9月30日時点の情報を基に作成

NASDAQ-100指数の株価推移

ここではTQQQの投資対象である「NASDAQ-100指数」の株価推移を示します。

2010年頃から右肩上がりで株価が上昇しています。特にコロナ以降の株価上昇は凄まじいものがありました。

一方で、2022年に入ってから株価が急激に下がっています。TQQQはNASDAQ-100指数の3倍大きく動きますので、2022年始めに購入された方は大きな含み損になっているはずです。

NASDAQ100の株価推移(2022年12月時点)出典:Yahoo finance

暴落率

TQQQの暴落率を以下に示します。

  • 1年:−78.80%
  • 3年:−18.05%
  • 5年:47.35%

注:2022年12月26日時点

株価推移でお見せした通り、1年リターンは大幅なマイナスです。3年リターンでも大幅なマイナスですから、やはりリスクの高い商品であると言えそうです。

まとめ

本記事では2022年12月末のSBI証券と楽天証券の米国ETFランキングをご紹介しました。

また、NASDAQ100指数の3倍の投資成果を目指すTQQQというETFの詳細についてご紹介しました。

NASDAQ100指数自体が大きく動く上に、更に3倍も株価が大きく動くように設定された商品です。タイミングがよければもちろん大きく儲けられますが、逆に大きなリスクを伴います。

特に投資経験の浅い方はTQQQのリスクをよく理解した上で投資するか判断した方がよいでしょう。

以上、ご参考になれば幸いです。

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