こんにちは、高校中退投資家Toshiです!
高校中退投資家は世界的に有名な「HSBC香港」に銀行口座を保有しています。本記事ではそんなHSBC香港の2022年6月の人気ファンドをご紹介していきます。
なお、2022年5月の人気ファンドは下記記事でご紹介しています。
HSBC香港おすすめ人気ファンド2022年6月版
HSBC香港の2022年6月の人気ファンドは下表の通りです。
5月の人気ファンドから大幅な入れ替えがありました。赤字で示した6つのファンドが今月になって新たにランクインしたファンドです。
2022年6月の人気ファンド
HSBC カテゴリー | ファンド名 |
---|---|
Global Equity – Broad | AB – Low Volatility Equity Portfolio |
Global Equity – Broad | BLACKROCK SYSTEMATIC GLOBAL EQUITY HIGH INCOME FUND |
Asia Pacific Ex-Japan Equity – Broad | JPMorgan Asia Equity Dividend |
Global Fixed Income | JPM INCOME FUND |
Multi-Asset – US | HSBC GIF- US INCOME FOCUSED |
Multi-Asset – US | Franklin Income Fund |
Multi-Asset – Asia | Schroder Asian Asset Income Fund |
Short Duration Fund | HSBC Global Money Funds |
Short Duration Fund | HSBC GIF – ULTRA SHORT DURATION BOND |
出典:HSBC香港HPより作成
カテゴリー別では、株式とマルチアセット(株式と債券の両方へ投資)の商品が3つずつと多くなっています。
人気ファンドのご紹介
ここでは今月になって新規にランクインした「JPM INCOME FUND」という商品についてご紹介していきます。
JPM INCOME FUND
「JPM INCOME FUND」は世界中の債券へ投資するファンドです。
2022年6月30日時点の利回りは約5%と高い水準にあります。一方で、利回りが高いこともあり、信用格付けが低い債券へもそれなりに投資しています。
購入手数料は2%、ファンドマネージャーへ支払う手数料(Management fee)は1.0%です。
国別投資割合
債券の国別/地域別の割合についてまとめます。
全世界の債券へ投資する商品であるものの、米国への投資が8割以上を占めます。2位のラテンアメリカはたった3%以下でしかありません。
No. | 地域 | 割合 |
---|---|---|
1 | 米国 | 81.31% |
2 | ラテンアメリカ | 2.70% |
3 | アフリカ | 2.02% |
4 | ユーロ圏 | 1.47% |
5 | 中東 | 0.84% |
注:2022年6月末時点のデータ
債券の格付け
次に債券の信用格付けを示します。信用格付がBBB以上の債券は比較的安全で「投資適格」だと言われています。逆に信用格付けがBB以下はリスクの高い債券です。
AAAの債券への投資が25%程度とそれなりに高い割合です。一方で、投資不適格であるBBの債券への投資が50%以上と最も高くなっています。債券と言えどリスクがそれなりにあると考えるべきです。
格付け | 割合 |
---|---|
AAA | 25.57% |
AA | 1.72% |
A | 2.72% |
BBB | 18.13% |
BB | 51.86% |
B | 0% |
CCC | 0% |
CC | 0% |
C | 0% |
注:2022年6月末時点のデータ
リターン
2022年7月15日時点におけるリターンは以下の通りです。
1年リターン:−8.31%
3年リターン:−0.16%
5年リターン:+2.21%
やはりこの1年のリターンは大きなマイナスになっています。5年リターンで考えれば2%以上ありますが、物足りない水準です。
暴落時の影響
2020年3月のコロナショックでは約17%基準価額が低下しました。30%以上下落した株式ファンドと比較すればかなり低く抑えられています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
2022年6月のHSBC香港の人気ファンドランキングをご紹介しました。また、ランキング上位の「JPM INCOME FUND」という商品をご紹介しました。
「JPM INCOME FUND」はリスクの高い投資不適格な債券(BB)への投資割合が50%を超えており、債券ファンドと言ってもそれなりにリスクがあります。ここ3年のリターンはマイナスですから、積極的に投資すべき商品ではないでしょう。
以上、ご参考になれば幸いです。