最新の2023年3月の分配金は下記記事で紹介しています。
VYM(バンガード・米国高配当株式ETF)を保有されている方は分配金の受け取りを楽しみに待っているでしょう。
VYMからは年4回(3月、6月、9月、12月)配当を受け取ることができますが、先日2022年12月の分配金が公表されました。
本記事ではVYMの2022年12月の分配金を速報でお伝えするとともに、過去の分配金推移についても考察していきます。
2022年12月の分配金は前年同時期との比較で増配でした。
VYMの特徴
- 米国の高配当銘柄約440社へ幅広く分散が可能
- 2022年12月時点で配当利回りは3%程度
- 配当だけでなく値上り益も狙えるバランスが取れたETF
VYMの2022年12月の配当金
2022年12月のVYMの分配金は「0.9745ドル/株」でした。
2021年12月の分配金が「0.9386ドル/株」でしたので、前年同時期との比較では約3.8%の増配でした。
過去の配当金との比較
VYMの過去の年間配当金の推移を下図に示します。
リーマン・ショックの影響で2009年〜2010年は2年連続で減配でした。しかし、それ以降はきれいな右肩上がりで配当金が増えていることが分かります。
2022年も増配をキープしたことで12年連続で増配になりました。
次に2022年12月の分配金を反映させた各月ベースでの分配金推移を示します。
注:分配金の単位はドル/株。
2022年の分配金は3月、6月、9月、12月の全ての月で前年を上回りました。その結果、年間配当金は3.25ドル/株まで成長しています。
2012年の年間配当金が1.59ドル/株ですから、この10年で2倍以上に配当金が増えていることが分かります。
2022年の株価推移
次にVYMの年始からの株価推移をご紹介します。
年始1月3日の株価は112.64ドル/株、12月15日時点の株価は109.01ドル/株です。年始の株価からは若干低い水準です。
配当利回り
2022年12月15日時点の株価を基に計算した配当利回りを以下に示します。
3.2518ドル/株÷109.01ドル/株→約2.98%
利回りは3%程度と高配当株ETFとしては物足りない水準です。一方で、配当金は毎年のように増配されていますから、長期保有でどんどん利回りを高めていくことができるでしょう。
まとめ
VYMの2022年12月の分配金は昨年同時期との比較で増配でした。
その結果、前年の年間配当金を上回り、2022年は過去最高の年間配当金になりました。
VYMはきれいな右肩上がりで配当金を増やし続けています。長期保有も検討できる優れたETFでしょう。
以上、ご参考になれば幸いです。